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大阪市の負の遺産!なにわの海の時空館は廃墟となってしまうのか!

2000年7月に大阪市住之江区の南港・咲洲海洋博物館として開館した「なにわの海の時空館」ですが、入場者数の低迷により2013年3月に閉館し、その後活用されることなく現在に至ります。

総工費176億もかけた結果、皆さんの予想通りあっさり閉館し、大阪市の代表的な負の遺産とされています。

大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」より海を右に見ながら歩くこと10分足らずで、その愛らしい丸々とした姿を確認できます。

主の失われた既存建物はさいわいまだ廃墟というところまでは行ってませんでした。ただ一歩間違えたら即廃墟になりそうですが。

私が伺ったのは平日の昼過ぎだったのですが、海の時空館の周りでは釣りをする方、半裸で体を焼く方、建物にボールを当ててテニスに興じる方など、それなりに人影は見られました。

昨年2020年度にはこの施設を利活用する事業者を決める公募型コンペが実施されたのですが、結果として応募すらありませんでした。いかにコロナ禍ではあるとはいえ寂しい限りです。

実はコンペに先立つ2016年に大阪市はマーケットリサーチ(市場調査)を実施していました。その際には3事業者がホテル&スパやマンガ・アニメなどの展示施設、アウトドアレジャー施設などをそれぞれ提案していました。

にもかかわらず今回応募がなかった理由は新型コロナウイルス感染症の影響が大きいと大阪市は判断し、今後収束状況等を踏まえつつ、再公募のタイミングについて検討しているようです。

ところで上記の矢印。「なにわの海の時空館」の背後に見えるこの陸地は何処かおわかりでしょうか?

夢洲でごさいます。

あの2025年に開催される大阪・関西万博の予定地。そしてIRが開業するかもしれない夢洲なのです。ここはその夢洲とたった1kmしか離れていません。

こちらから見て近く見えるということは、当然夢洲から見ても近くに見えるであろう「なにわの海の時空館」ですので、恒常的な利活用ができないのであれば、せめて万博開催期間中だけでも光の演出など華やかな仕掛けで万博に一役立てないものでしょうか。

万博会場である対岸から見える半球をサイバー感満載に彩り、会場である夢洲と咲洲が共鳴し、会場内だけでなく湾内を行き交う船からもその様子を観覧できるような一体感を持った演出などを実現できないものか。

このまま放置されてしまって、多くの人が集い盛り上がる万博のすぐ対岸で、闇の中ひっそりと大阪湾に浮かぶ半球を想像すると、寂寥感に苛まれてきました。

関係者の方々には是非とも知恵を出し合っていただき、大阪・関西万博を盛り上げひとつのツールとして活用してほしいと個人的にお願いしときます。

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