2023年春に暫定供用開始!JR大阪駅新改札口 21年9月の様子
大阪駅は混雑緩和、新たなバリアーフリールート整備及び西側地区へのアクセス性向上の観点から、各ホームにアクセス可能な新たな改札口を西側高架下に整備します。
環状線ホームの西側先端を望んでいます。この先に新たなホームが延伸され、1階レベルに設けられる新改札口と繋がるエスカレータなどが整備されます。
大阪駅の各ホームは形状や長さが異なりますが、環状線ホームが一番延伸・拡充が必要となります。
環状線の高架下あたりからの眺めですが、向かって左が環状線内回線、右が環状線外回線となります。新改札口が整備されるのは、正面の交差点を渡った先になりますので、上空にポッカリと空いた空間もホーム延伸により塞がれることとなります。
なかなかの空間ですので、工事期間中のこちらの交差点の扱いが気になるところです。
新改札口となるエリアは以前「ALBi」というアウトドアファッションを中心とした商業施設でしたが、2021年春に閉館しています。現在は新改札口の整備に向けた撤去工事等の真っ最中です。
新改札周辺には新たな商業施設に加えて、大阪駅の交通結節機能を高めるバスターミナルを整備します。
これらの施設については新改札口が供用された後に、数年かけて順次オープンしていく模様です。
またこの新改札口内には、うめきたⅡ期内に2023年に開業する「大阪駅(うめきた新駅)」と連絡する通路も設けられます。
写真正面からちょっと右あたりに新駅が開業することとなります。
うめきたⅡ期の先行オープンは2024年ですが、それよりさらに早く新駅はオープンし、新大阪以北から関西空港や和歌山方面への特急が大阪駅を経由することが可能となり、大阪駅の吸引力は飛躍的に高まることとなります。
JR西日本によると2023年春に新改札口は暫定供用開始され、2024年夏に正式に供用開始となります。
この暫定供用なのですが、うめきた新駅開業に合わせ改札内連絡だけの利用ということなのか、西地区へのアクセスとして小規模ながらも改札口としての本来の機能も兼ね備えるをのかよくわかりません。
いずれにせよ高架下という作業の様子がなかなか視認できない空間の開発ではありますが、進行する梅田三丁目計画のある西梅田方面へのアクセスとして、またうめきた新駅との改札内連絡を可能とするなどの、利便性を兼ね備えた人の流れを一変させる非常に大きなプロジェクトだと思われますので、開業が今から待ち遠しいかぎりです。
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