工事完了まで1年を切った中之島の再開発!(仮称)中之島4丁目未来医療国際拠点開発新築工事 23年2月の様子

(仮称)中之島4丁目未来医療国際拠点開発新築工事は再生医療をベースに、最先端の「未来医療」の実用化・産業化拠点として2024年初旬にオープンを予定し、中之島4丁目で整備が進められています。
計画概要

★所在地/大阪市北区中之島4丁目32番17
★敷地面積/8,600.00㎡
★延べ面積/57,090.80㎡
★階数・高さ/地上17階・86m
★工事完了予定/2024年1月中旬

R&Dセンターは3〜6階の低層部にサロンや治験関連施設を設け、7階より上をリエゾンオフィスとして関連企業や研究機関が入居します。
MEDセンターは高度健診センター(3階)、再生医療関連のクリニック(4階)が入居し、5階より上に病床数約170床、延べ面積12,000にもなる病院を設け、臨床治験機能を備えるほか、急性期、回復期、地域包括ケアにも対応します。
1・2階には中之島国際フォーラムとして交流促進施設(1,200㎡)たカンファレンスセンター(1,700㎡)が整備されます。

お隣の大阪中之島美術館とは2階レベルにてデッキで接続される予定ですので、バリアフリーのアクセスが確保されます。
計画地

計画地は大阪の中心地である梅田エリアから約1.2km南西に位置しています。最寄駅としては京阪「中之島駅」があるのですが、京阪中之島線そのものが不便極まりないので、正直交通の便はあまり良いとは言えません。

ただJRのなにわ筋線が開通する2030年度には「中之島駅」が開業し、広域アクセスが飛躍的に向上することとなります。
完成イメージ図(出典:未来医療推進機構)



向かって左がリエゾンオフィス等で構成される「未来医療R&Dセンター」。右が病院等で構成される「未来医療MEDセンター」です。2棟に見えますが用途によって外観を分けているだけで厳密には1棟のようです。
現地の様子(2023年2月)


リエゾンオフィス等で構成される「未来医療R&Dセンター」には一部で外装パネルが設置されています。


病院等で構成される「未来医療MEDセンター」はまだ鉄骨が剥き出し状態です。


計画地の南には大阪市立科学館や国立国立国際美術館などの文化施設がありますが、そちらからも本件の真っ白な姿は際立って見えてきました。


プロムナードとして整備される中之島美術館との境界付近の様子です。現在は高低差がありますが、最終的にはフェンスも撤去され一体的な散策道となるのでしょうか。

最後は堂島川に架かる田蓑橋南詰付近からの眺めです。向かって左から黒い大阪中之島美術館、白い本計画、そして茶色の大阪府大学中之島センター(23年3月まで休刊中)です。それぞれ見た目が全然異なるのですが、それはそれでそれぞれが個性を発揮しているようで、個人的には好きな眺めです。中之島4丁目も徐々に空間が埋まってきましたので、次に続く再開発案件が待たれるますね。
今思えば、N4.TOWERは何かちょっと中途半端にマンション開発したなという気がしないでもないですね。敢えて開発せず、まとまった土地を置いてた方が良かったのではとも思います。
コメントありがとうございます。
同意です。たしかにN4は中途半端に映りますね。ただ未開発として残しておけば、それはそれで隣接するフジヒサさんのビルと教会も…となってキリがなくなるかもしれませんが。