北摂・健都の再開発!(仮称)エア・ウォーター健都イノベーションパーク施設新築工事 21年12月の様子

大阪市中央区に本社を置く総合ガス企業であるエア・ウォーターは2021年5月に国立循環器病センターと連携協定を締結し、またあわせて健都イノベーションパーク内にオープンイノベーション推進施設を開業することを発表しました。

★所在地/摂津市千里丘新町200番24
★敷地面積/約3,664㎡
★延べ面積/約4,600㎡
★工事着工予定/2022年1月
★開業予定/2023年4月

計画地となる健都イノベーションパークは吹田市と摂津市にまたがり、最寄駅となるJR「岸辺駅」からは長い長いデッキで繋がっています。岸辺駅は大阪駅から約10分足らず。新大阪駅からですと7分程で着きますので、大変アクセスに恵まれた立地です。


健都とはJRの吹田操車場跡地へ2019年国立循環器病センターが移転することを契機に開発された新しい街です。健康・医療のまちづくりというコンセプトのもと、同施設を中心とした国際級の医療クラスター実現に産学官民が連携して取り組み、既に国立循環器病センター、市立吹田病院、ホテルと商業施設からなるVIERRA岸辺健都などが開業しています。

健都イノベーションパークは健都の敷地の中では北に位置し、隣接地では今後ニプロやJR西日本不動産開発などのオフィスや研究施設の進出も確定している区画となります。
現地の様子(2021年12月)

計画地の後方、向かって右に見えている建物が、連携協定を締結した国立循環器病センターです。距離としては徒歩5〜6分といったところでしょうか。

現在計画地は見ての通り、雑草に覆われ一切手をつけられていません。後方に見えいる向かって左の建物は本件と同じ健都イノベーションパーク内にJR西日本不動産開発により建設され、2022年春開業予定の健都イノベーションパークNKビルです。


新施設では医療関連をはじめとし、福祉・介護・農業・食品分野と多岐に渡り、国内外の専門機関や地元企業、ベンチャー企業と連携し、健やかな「くらし」に関わる幅広い事業を創造、発信していくこととなります。

健都にも進出企業が増えてきましたが、イノベーションパークの事業用地ではまだまだ手付かずの更地が広がっています。循環器疾患分野においの国際級の医療クラスターとして、今後神戸医療産業都市等などとの役割・機能分担を明確にし、関西圏全体の医療産業集積の底上げ・ネットワーク強化が図られれば、さらに進出企業も増えてくることでしょう。
大阪の再開発は大阪市に偏りがちですが、分野によっては都心部でなければいけないわけではありません。特に人口も多く、新幹線や飛行機などの長距離移動手段に長けている北摂エリアは、今後も利点を活かして再開発案件が増えてくるかもしれません。
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