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既存ターミナル解体始まる!クルーズ客船の母港化なるか!天保山客船ターミナル整備等PFI事業 22年8月の様子

西からの眺め

大阪市港区築港にある天保山客船ターミナルは1969年に貨物上屋として建築され、1983年に客船上屋として改修されましたが、老朽化が進んでおり、ユニバーサルデザイン(バリアフリー)の対応もできておらず、またクルーズ客船の大型化により客船ターミナルは狭隘なものとなっていました。

上記の課題を解決するため天保山客船ターミナルの整備等PFI事業として、大阪市は2020年3月に「天保山ターミナルサービス株式会社(五洋建設株式会社大阪支店を代表企業とする特別目的会社)」を選定し契約締結し、新たに天保山ターミナルを建替えることとなりました。そしてこのほど既存施設の解体に着手いたしました。




計画地

計画地のある天保山は梅田(大阪駅)からJRと大阪メトロを乗り継ぎ、大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分を含めて約25分くらいでしょうか。思いの外、近い!近い!近い!

周辺には海遊館や大観覧車などの集客観光施設が隣接しています。

計画概要

★既存建物解体着手予定/2022年7月

★新ターミナル工事着手予定/2022年度内

★新ターミナル供用開始予定/2024年4月

本計画は天保山の「新たな名所」となる集客交流拠点づくりとして、①クルーズ客船の母港化②にぎわい創出と集客力強化③天保山エリアの環境魅力向上の3点を基本コンセプトとしています。

迅速な手続き可能なCIQ動線設計がなされ、最大41ブースのフレシキブルな配置が可能な出入国審査スペースは2階。エントランス+エグジットホールは1階に設けられます。M2階にある多目的スペースは出国時と入国時によってレイアウト変更が可能となっています、

また将来の22万総トン級のクルーズ客船にも対応できる施設計画となっており、またそれらを捌く観光バスやタクシー乗場への動線も配慮されています。




完成イメージ図

コロナ禍前の港湾別の寄港回数では那覇や博多、長崎などの九州・沖縄地区や横浜港が多く、また同じ近畿地区である神戸港にも大阪港は後塵を排しています。クルーズ客船が母港として大阪港に入港するようになると、大きな経済波及効果が期待でき、観光都市としての世界への発信力が強化されることとなります。

そういう意味では新ターミナルには機能だけでなく、もう少し斬新なそれこそ記憶に残るような意匠を取り入れてもらいたかったと思います。ちょっと無難というか面白味がないというか…。すいません。あくまで個人の見解です。

現地の様子(2022年8月)

南からの眺め
東からの眺め

5ヶ月ぶりの現地となります。建物は解体のため足場も組まれ、すっぽりと防音シートに覆われています。




北東からの眺め
西からの眺め

それほど大きな施設ではありませんので、年内には既存建物の解体は終えられるのではないでしょうか。

西からの眺め
南西からの眺め

新ターミナルが供用開始は2024年4月を予定されています。2025年開催予定の大阪・関西万博まで1年もありますので、それまでにオペレーションの質を高め、万全の体制で国の内外からのお客様を迎えてもらいたいところです。

南からの眺め
南西からの眺め
南からの眺め

解体中のターミナルの南にあるロータリーが再整備されていました。とはいえあまり利用したことがないので、以前ここがどのような空間だったのか思い出せません。いずれにしても海遊館という大阪を代表する観光地の門前となる立地ですので、ターミナルだけでなくその周りも美装化や再整備が進むと嬉しいですね。

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2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    確かに無難なデザインですね…
    ただ、夢洲が開発されれば、クルーズ船の母港は夢洲になると思うので、それを見越してのスケール、デザインなんかな?と。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      たしかに夢洲にも計画ありましたからね。
      上手く棲み分けできれば良いのですが。

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