本町エリアの「柔」?のタワーマンション再開発!ブランズタワー大阪本町 22年5月の様子

ブランズタワー大阪本町は東急不動産、大和ハウス、住友商事、コスモスイニシアにより大阪市中央区南本町にて2024年3月31日工事完了を予定し建設中のタワーマンションです。
計画概要

★所在地/大阪市中央区南本町二丁目2番3番4番5番6番
★敷地面積/1,968.03㎡
★延べ面積/32,681.45㎡
★階数・高さ/地上43階・144.11m
★総戸数/302戸
★工事完了予定/2024年3月31日
計画地

計画地は大阪メトロ本町駅と堺筋本町駅の中間、両駅からともに徒歩5分ほどに位置しています。また直接面しているわけではありませんが、本町通りと中央大通りという大阪市内を東西に走る2本の大きな通り挟まれた、南北の狭い区域にあります。
完成イメージ図



敷地面積が2,000㎡に満たないにもかかわらず、地上43階・145mという高さにまで育つ本計画は、完成イメージ図を見てもわかるように大変スリムな外観となりそうです。グレーもしくはブラウンを基調とした色使いではありますが、今ひとつはっきりしません。いずれにしてもアースカラーによる上質なものとなりそうです。

敷地面積はそれほどないこともあるのか、外構はあまり特徴的な姿は描かれていません。一般的な植栽が施されているにすぎません。
最上階共用部


最上階の42階の供用部に大阪都心を一望できる開放感に満ちた「スカイラウンジ」&「スカイテラス」を設け、優雅な煌めきを冠したタワーデザインを施すようです。大阪都心の夜景をより華やかに彩る最上部の光の冠には大変高揚してまいります。


最近大阪ではホテルだけでなく、本件のようなタワーマンションに於いても、都心の眺望や夜景を売りにしている計画が増えてきました。それだけ大阪都心の眺望、夜景に厚みができてきて、魅力が数段増してきたということかと思います。
現地の様子(2022年5月)



ほぼ2ヶ月ぶりとなりますが、すでにもう12〜13階あたりにまで達しているようです。四角にはめられたガラスが大変印象的です。



順調に高さは増してきていますが、西面となる南北幅がそれほどありませんので、高さが増すごとにその細長い姿が目に付くようになるでしょう。
ローレルタワー堺筋本町との比較

ところで本計画の南西、中央大通り反対側にローレルタワー堺筋本町というタワーマンションが建設されています。直線距離としては約250mという至近距離にあり、高さはともに150m前後、工事完了予定日も同日となる2024年3月31日と何かと比較したくなる両タワーマンションです。
ブランズタワー大阪本町 | ローレルタワー堺筋本町 | |
敷地面積 | 1,968.03㎡ | 3,141.68㎡ |
延べ面積 | 32,719.31㎡ | 52,191.91㎡ |
階数・高さ | 地上43階・144.11m | 地上44階・153.00m |
総戸数 | 302戸 | 511戸 |
工事完了予定 | 2024年3月31日 | 2024年3月31日 |
両タワーマンションは高さと階数にはそれほど違いはありませんが、そもそも敷地面積が随分と異なります。そのため500戸を超えるローレルタワー堺筋本町に比べブランズタワー大阪本町のそれは約6割に過ぎません。

パースに描かれているローレルタワー堺筋本町は、ずっしりとした重量感に溢れています。地中から力強く根付き、堺筋本町の王様に相応しい佇まいとでもいうか、まさに「剛」のタワーマンションです。頭部のライトアップも華美なものを自ら排除しているようです。

一方ブランズタワー大阪本町は風が吹くとしなやかに揺れるのではないかと思わすような、シュッとした細長い形状をしています。優雅なティアラのような頭頂部も含めて、「剛」の対義という意味では「柔」のタワーマンションといったところでしょうか。

最後はブランズタワー大阪本町のシュッとした姿です。高さとしてあと100mほど上積みされることとなりますので、その成長の過程でその都度ローレルタワー堺筋本町と比較していくと面白いと思います。
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