森ノ宮再開発の露払いを務める開発!地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所等一元化施設整備 22年7月の様子

地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所は現在森ノ宮センターのある隣接地に増築棟として新たな施設を建設し、既存棟である旧大阪府立健康科学センターとあわせて本部・研究所機能を移転します。
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所は、2017年に大阪府立公衆衛生研究所と大阪市立環境科学研究所の衛生部門が統合し設立されました。
計画概要

★所在地/大阪市東成区中道1丁目17-11
★敷地面積/6,450㎡
★延べ面積/21,060㎡(既存部分12,023㎡ 増築部分9,037㎡)
★階数・高さ/(増築部分)地上8階・42.2m
★工事完了予定/2023年2月28日
※敷地北側には旧大阪府立健康科学センタービルが既存棟として改修中です。
位置図

最寄駅となる森ノ宮駅は大阪の中心地となる梅田からですと、JR大阪駅から外回りに乗って5駅、約10分ほどとなります。森ノ宮駅はJR環状線のほかに大阪メトロ中央線、鶴見緑地線の森ノ宮駅もあり乗換駅となっています。

計画地の南にある大阪健康安全基盤研究所森ノ宮センターが移転してくる予定です。
現地の様子(2022年7月)


約半年ぶりの現地となりますが、すっかり外観は仕上がっていました。

手前に建設されているのが増築棟となり、後方に建つのが2001年竣工の地上13階・高さ約70mの旧大阪府立健康科学センター(既存棟)です。増築棟とガラスウォールの既存棟とはまったく趣きの異なる外観となります。両棟は3階レベルに渡り廊下が設置され、建物外に出ることなく行き来可能となります。


計画地の北側、大阪市内を東西に走る中央大通からの様子です。上にチラッと見えるのは阪神高速13号東大阪線です。
移転後の動き


計画地の南にある4階建ての建物が現在の大阪健康安全安全基盤研究所森ノ宮センターです。かなり老朽化している印象ですが、増築棟が完成する2023年2月以降に、機能移転されることになります。

機能移転後、現在の大阪健康安全基盤研究所森ノ宮センターは解体されるものと思われます。そして跡地(上記青塗り)は隣接する元大阪府立成人病センター跡地(上記赤及び黄塗り)とともに一体化(約23,000㎡)され再開発されます。
これらの敷地は全て都市再生緊急整備地域に指定されていますので、移転後の動きが大変気になってまいります。まずは移転完了後、速やかに解体に着手していただきたいところです。
かつて京阪が大和田付近から分岐して森ノ宮へと至る新線を計画していた時期がありましたが、もし実現していたら相当この辺りは変わったのでしょうね。