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2024年供用開始!クルーズ客船の母港化を目指す天保山客船ターミナル整備等PFI事業 23年5月の様子

北東からの眺め

大阪市は天保山客船ターミナルの整備等PFI事業として、2020年3月に「天保山ターミナルサービス株式会社(五洋建設株式会社大阪支店を代表企業とする特別目的会社)」を選定し契約締結し、新たに天保山ターミナルを建替えることとなりました。




計画地

計画地のある天保山は梅田(大阪駅)からJRと大阪メトロを乗り継ぎ、大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分を含めて約25分くらいでしょうか。

最寄駅となる「大阪港駅」から北へまっすぐ、周囲には海遊館や大観覧車などの集客観光施設が隣接しています。

計画概要

労災保険関係成立票等

★既存建物解体着手予定/2022年7月

★新ターミナル工事着手予定/2022年度内

★新ターミナル供用開始予定/2024年4月

出典:大阪市

本計画は天保山の「新たな名所」となる集客交流拠点づくりとして、①クルーズ客船の母港化②にぎわい創出と集客力強化③天保山エリアの環境魅力向上の3点を基本コンセプトとしています。

出典:大阪市

迅速な手続き可能なCIQ動線設計がなされ、最大41ブースのフレシキブルな配置が可能な出入国審査スペースは2階。エントランス+エグジットホールは1階に設けられます。M2階にある多目的スペースは出国時と入国時によってレイアウト変更が可能となっています、

また将来の22万総トン級のクルーズ客船にも対応できる施設計画となっており、またそれらを捌く観光バスやタクシー乗場への動線も配慮されています。




完成イメージ図

出典:大阪市

コロナ禍前の港湾別の寄港回数では那覇や博多、長崎などの九州・沖縄地区や横浜港が多く、また同じ近畿地区である神戸港にも大阪港は後塵を排しています。クルーズ客船が母港として大阪港に入港するようになると、大きな経済波及効果が期待でき、観光都市としての世界への発信力が強化されることとなります。

出典:大阪市

そういう意味では新ターミナルには機能だけでなく、もう少し斬新なそれこそ記憶に残るような意匠を取り入れてもらいたかったと思います。完成イメージを見る限りではちょっと無難というか面白味がないというか…。




現地の様子(2023年5月)

北東からの眺め
南からの眺め
南西からの眺め

敷地内では掘削工事とそれに伴う残土搬出中でした。約4ヶ月ぶりの現地でしたが、前回訪問時の1月と素人目にはそれほど変化があるようには見えませんでした。

新ターミナルが供用開始は2024年4月と1年を切っていますので、約5,500㎡の上物ならば、姿を現すとあっという間に竣工となるのではないでしょうか。

南からの眺め
南からの眺め
東からの眺め

国土交通省によると2023年の海外クルーズ船の寄港数は約1200回とコロナ禍前の6割程度の水準まで回復する見通しとなっています。2025年には大阪・関西万博も控えていますので、開業後徐々に寄港数を増やしてもらい、万博開催時はひとつのピークとして、この大観覧車の足元に多くの観光客の笑顔が溢れることを期待しています。

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