2025年3月高架切替!阪急京都線・千里線連続立体交差事業「淡路駅」付近 21年11月の様子

阪急京都線・千里線連続立体交差事業は、阪急京都線・千里線の淡路駅付近の約7.1kmにおいて鉄道を高架化することにより17箇所の踏切を除去し、都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化による都市の活性化を図ることを目的とした事業です。

高架化される約7.1km内には淡路駅、崇禅寺駅、柴島駅、下新庄駅の4駅があり、これらすべてが当然ながら高架駅となります。

淡路駅は大阪梅田駅から約10分足らずに位置し、南へ向かう千里線は大阪メトロ堺筋線と相互乗り入れを行なっています。堺筋線の南の起点は天下茶屋駅となりますので、そこから南海への乗り換えも大変スムーズです。
完成予想図




工事が完成すると淡路駅のホームは2層構造となり、上層階ホームは大阪方面(下り線 大阪梅田、天神橋筋六丁目方面)行き、下層階ホームが京都方面(上り線 京都河原町、北千里方面)行きに別れるため乗り換えの利便性が向上し、また上下線の平面交差が解消されるため列車の信号待ちが少なくなり、定時運行に寄与します。
現在の淡路駅の様子


正面に見えているが京都・千里方面行きホームです。向かって右が大阪方面行きホームとなります。沿線には大学も多くあるので、時間によっては乗換客で溢れています。

ホームの北端になるにつれホーム幅が狭くなってきます。乗換客も入線してくる列車も多く、ホーム柵もないので大変危険な駅となっています。
21年11月の様子(大阪方面)





21年11月の様子(淡路駅ビル)





21年11月の様子(京都方面)








最後はJRおおさか東線の上に架けられた千里線のトラス橋の眺めです。今後この東側に隣接し、京都線用の2本目のトラス橋が架設されることとなります。その眺めは大変壮観なものとなりそうです。一部では淡路要塞などと称されていますが、実際に現場でのその姿を目の当たりにすると、あながち誇張されたものではないことを痛感するスケールです。普段見ている高層ビルの現場とはまた違った感情、それこそ畏怖の念に近い思いが湧いてきました。
今後は2025年3月高架切替となり、2028年3月に事業完了となります。3年4ヶ月後にはこの高架橋にマルーンの電車が走る姿を想像すると高揚感が抑えられません。個人的には関西の10大プロジェクトに余裕で入ってくる案件ですので、今から完成するのが待ち遠しくてたまりません。

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