工事着手された心斎橋の屋根!心斎橋の地上28階・高さ132mの複合ビル再開発!(仮称)心斎橋プロジェクト 23年1月の様子

(仮称)心斎橋プロジェクトはヒューリックなどが大阪市中央区南船場の心斎橋プラザビルなど4棟を、ホテルや商業からなる複合ビルへ建替える一体開発計画です。2022年10月に建築計画のお知らせが掲示され、年明けついに工事着手されました!
計画地

計画地は南北道路の御堂筋と東西道路の長堀通りが交差する新橋交差点の北東に位置する、まさに心斎橋の心臓ともいえる立地です。地下には大阪メトロ御堂筋線及び長堀鶴見緑地線の「心斎橋駅」。またクリスタ長堀という地下街が東西に走っています。

一体開発されるビルは①心斎橋プラザビル新館②心斎橋プラザビル本館③心斎橋プラザビル東館④心斎橋フジビルの4棟となります。
計画概要

★事業主/ヒューリック株式会社、株式会社竹中工務店、JR西日本不動産開発株式会社、株式会社パルコ
★所在地/大阪市中央区南船場三丁目8番4他
★敷地面積/3,289㎡
★延床面積/46,284㎡
★階数・高さ/地上28階塔屋1階 地下2階・132.6m
★主要用途/商業、オフィス、ホテル
★工事着工予定/2023年1月
★工事完了予定/2026年2月

高層部にはザ・ゲートホテルが約220室にて入居を予定しています。中層にオフィスを設け、低層部は商業床となります。大阪メトロ「心斎橋駅」のある地下とは直接繋がることになりますので、大変アクセス至便なビルとなります。
完成イメージ図

立体的に組み合わさった低層部には心斎橋にふさわしい高級ブランド店やクリニック、飲食店が入居します。カーテンウォールの中層階(8〜14階)はオフィスとなり、高層階にはヒューリックが運営する1室の価格3万円台の「ザ・ゲートホテル」が約220室にて開業します。またホテル最上部には屋上テラスを利用したルーフトップバーを設置するようです。それにしてもパースを見ると上に行くほど膨らんでいるようにも見えます。床面積が増えるのでしょうか?最上階のルーフも幾分傾きを設けるようです。

夜になると一段と存在感が際立っています。足下を照らす低層部と、心斎橋の天空に輝く頭頂部により、心斎橋が別世界になったようです。

また低層部と中層部との間、商業部とオフィス部の間には御堂筋を望むことのできる屋外テラスが設けられます。
現地の様子(2023年1月)



年明けの1月17日に事業者であるヒューリックから建築工事に着手し、起工式を執り行ったと発表がなされました。約3年をかけてこの心斎橋の景観を我々の期待とともに徐々に変化させてくれます。


基礎杭を打つためのパイルドライバーも登場していますが、分かりやすい地上の変化はまだまだ先の話となります。

最後は計画地とその西を走る御堂筋の様子です。現在御堂筋では側道の歩道化が進められおり、計画地のある新橋交差点の南まで工事着手されています。本件が工事完了する2026年春頃にはどこまで進められているでしょうか?
本計画は足元の空間から地上約130mの高さまで、すべてにおいて心斎橋の顔となり、長らくこの街に君臨する王となるようなものと個人的には考えています。知名度のわりにはイマイチ元気のない心斎橋の新時代をぜひ切り開いてもらいたいものです。
高層階にスーパーラグジュアリーホテルが入居して欲しかったです。
コメントありがとうございます。
その点は少々残念ではありますね。なにか個性的であり、このホテルに泊まってみたいと思わせる仕掛けがほしいところです。