魅力あふれる沿線主要駅エリアへ!近鉄河内小阪駅前再開発 21年9月の様子
2019年近鉄ホールディングスは近鉄グループ経営計画の中で近鉄奈良線「河内小阪駅」前に保有する約13,000㎡について再開発を計画中と発表しました。
保有する約13,000㎡とは駅北側に点在する第1から第5までの近鉄ビルの敷地合計かと思われ、各ビルは現在解体やテナント退却が進んでいます。
手前の何もない敷地が第1ビルの跡地です。すっかり建物は解体され、周囲をガードフェンスに囲われた状態です。特に出入りする人も見受けられません。
この第1ビルの敷地が一番広く約4,800〜4,900㎡ほどもあります。後方には近鉄奈良線の高架も見えています。
こちらは手前が第3ビル。奥が第4ビルとなります。1階に入居していたテナントは退去していますが、2階より上のUR都市機構の賃貸住宅にはまだ人が住まれています。
第2ビルではほとんどのテナントが退去していますが、スギ薬局など一部のテナントはまだ営業していました。
第1ビルも第2ビル同様に一部のテナントを残して、ほぼ退却しているようです。
結局解体に着手されたのは、この更地となった第1ビルのみで、残り4棟については前回伺った6月からあまり変化がないようでした。
近鉄グループは河内小阪駅前再開発について、地域特性を踏まえた総合開発を促進し、魅力あふれる沿線主要駅エリアとするとしていました。
私個人としては近鉄沿線に住んだこともなく、それほど馴染みがあるわけではありませんが、いくつか利用したり車窓から見る駅周辺風景から、大阪府下の近鉄沿線駅周辺は開発から取り残された駅ばかりに感じます。
そもそも近鉄自身が沿線住民に対してのサービスに興味がないのではとすら思います。新型の特急車両の導入には積極的ですが、身近な通勤車両については長年放置状態なのも、沿線における通勤通学客軽視ではと訝ってしまいます。
本気で河内小阪駅前を魅力あふれる沿線主要駅とする気概があるのか、正直今更感もあり懐疑的に捉えてしまいそうですが、少なくとも再開発しまっせ!と声高に宣言した駅前立地の土地を更地状態で放置することはさすがにないでしょう。
将来各敷地にどのような用途の施設が連続性、一体感を持って配置され、魅力的な駅前空間を演出してくれるのか。
一番広い第1ビル跡の解体が終わったこのタイミングで、構想案程度であれ提示してくれるのではないかと期待はしています。
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