清水建設が取得した淀屋橋のオフィスビル!建替え再開発はあるのか?トレードピア淀屋橋 22年7月の様子
2022年1月、清水建設は大阪市中央区今橋にあるトレードピア淀屋橋をジャパンエステートの特定目的会社より取得しました。今回の売却は建物のみで、土地は外部の投資会社が出資する合同会社が取得しています。
所在地
大阪メトロと京阪の「淀屋橋駅」と同じく大阪メトロと京阪の「北浜駅」の中間に位置しています。
トレードピア淀屋橋概要
★所在地/大阪市中央区今橋2-5-8
★敷地面積/6,517.29㎡
★延床面積/48,795.36㎡
★階数・高さ/地上21階 地下3階・87.55m
★竣工/1975年2月
1975年に日商岩井の拠点ビルとして竣工した後、ゴールドマン・サックス、NTT都市開発などを経て、2017年にジャパンエステートが土地・建物を取得し、今回建物を清水建設に売却することとなりました。
現地の様子(2022年7月)
今となってはそれほど高さも感じず、あまり気にする存在ではありませんが、竣工当時は日商岩井の拠点ビルだったので、なかなかの存在感があったのではないでしょうか。
敷地そのものは約6,500㎡を超えており、またその空地も大変余裕がある空間となっています。なんやら謎のチューブ状のベンチなどもありますが、あまり座っている人を見かけることはありません。
本件の西には三休橋筋が走っています。一車線の北行き一方通行と広くはありませんが、両サイドに無電柱化が進んだ歩道が確保され、街路樹とガス灯が大阪市内では他にはない上質な空気感を醸し出しています。
今回のトレードピア淀屋橋の取得に関して清水建設は特に目的を明らかにしていないようですが、築年数間もなく50年ともなるビルですので、当然ながら「建替え」という思いがわいてまいります。
直線距離で約200m西の近隣では日本生命淀屋橋ビルが間もなく開業しますし、淀屋橋駅の東地区、西地区とも2025年の開業に向けて大型のオフィスビルを建設中です。このようなオフィスビル開発の波が押し寄せている淀屋橋エリアにおいて、敷地面積も形状もそして立地も揃っているトレードピア淀屋橋には、是非淀屋橋エリアの次世代を担う再開発となってほしいと勝手ながら期待しています。
ビルが密集した界隈では珍しく、十分な公開敷地を持ったビルですね。外観はいかにも70~80年代のビルだなぁというデザインで。もし建替となったら、敷地面積が広い上に同じ敷地に別の雑居ビルが建っているという訳でも無い場所なので、それ相応のものを期待したいですね。
コメントありがとうございます。
敷地面積、整形、立地ともに申し分ないので、時期はまだ先になるかもしれませんが、大いに期待しています。