アフターうめきたの一番手!大阪の未来を担う再開発となるか!中之島五丁目地区土地区画整理事業 22年12月の様子
大阪市は2022年12月1日、古くから大阪の経済・文化・行政の中心地である中之島5丁目の一部について、「中之島五丁目地区土地区画整理事業」として施工を認可しました。
計画地
計画地は京阪中之島線「中之島駅」に隣接し、2030年度に開業予定のなにわ筋線「中之島駅」ともおそらく直接繋がることになるのではないでしょうか。
敷地面積は約7.7haと大変広大ですが、北東角にあるマンションやNTTコミュニケーションズ中之島ビルは含まれていません。
区域の状況(2022年12月)
現在この区画整理事業敷地内では営業中のリーガロイヤルホテルを除いて、ほぼなんらかの工事が実施されています。また上記中央、なにわ筋とリーガロイヤルに挟まれている敷地の一部についても先日コインパーキングが閉鎖されました。こちらについては関電不動産開発所有かと記憶していますが、今後また動きがあると思われます。
北区中之島5丁目(NTT敷地)埋蔵文化財発掘調査(2022年12月)
労災保険関係成立票等の工期は2023年4月30日となっています。
がっつり文化財らしきものが地中から現れているようです。このような場合はどのように対処していくのでしょうか?
中之島5丁目土地更地化&旧住友病院新館跡地更地化工事の様子(2022年12月 一部8月)
こちらの敷地は厳密には別工事という形になっているようですが、ともに竹中工務店と竹中土木共同体施工ですので一体的に施工される印象です。細かいところは異なりますが、ともに2025年春までの工期となるようです。
一部8月撮影のものもありますが、現状としては駐車場が閉鎖された状態を維持しています。本格的な工事施工についてはこれからのようです。
中之島5丁目土地土壌汚染対策および更地化工事(2022年12月)
労災保険関係成立票による工期は2023年10月31日となっています。
隣接する旧住友病院跡地はかなり高低差がありますが、こちらはほぼ平坦な土地ですので、中之島5丁目内では一番工事が進んでいる現場と思われます。
中之島5丁目地区ロイヤルホテル共有地南西更地化工事の様子(2022年12月)
労災保険関係成立票による工期は2023年5月31日となっています。
つい先日までは物販店舗建設工事が実施されていました。何ができるのかと興味があったのですが、奥に白い低層の建物が見えます。隣接するなの花薬局の別館でしょうか?
中之島5丁目の方向性
関西電力や竹中工務店、また本件の注文者でもある東洋製罐グループホールディングスも名を連ね、中之島と関係の深い25社で構成されている「中之島まちみらい協議会」は以前よりこの中之島5丁目地区に関してまちづくりの方向性などを示してきました。
国際・情報・文化関連ゾーンやグローバルコミュニケーションゾーンなどと名称を変え、何度か改訂を重ね、2020年に発表した「中之島まちづくり構想(改訂版)」の中で業務機能の集積のみならず業務中心地と近接し、様々な機能をコンパクトに持たせたアメニティの高い複合地区を目指すべきとしています。
タイミングとしてはやはりなにわ筋線開業というのが大きな契機になると思われますので、あとは行政の力強い後押しにより、うめきたとはまた異なるテイストの未来都市実現に邁進してもらいたいと思います。
最後は中之島3丁目から5丁目までの眺めです。東から続く高層ビルが5丁目の手前で見事に途切れています。この区画整理事業の工期は2025年度とされていますので、できればこの途切れた区間を埋めることにより高層ビルの山脈となるような絵を描いてほしいものです。
計画を聞いた暁には夜寝られなくなるような、ワクワクする計画が発表されてほしいですね。出来れば高さ規制が数十mでも緩和してくれると、直良いのですが。
コメントありがとうございます。
たしかにこのままでは高さ規制により200mを若干超える程度ですからね。
高さも緩和され、ワクワクドキドキする計画を期待したいです。
リーガロイヤルホテルは100億以上をかけて改修?となったようですが建て替えにならないとなるとどうなるのでしょう。。どんな予測をされますか?
コメントありがとうございます。
おそらく近隣の敷地にそれなりの規模のラグジュアリホテルがなにわ筋線開業に合わせて進出するのでないでしょうか。
もちろん大阪市内にはまだまだホテルが進出しますので、そうなると生まれ変わる時期を逸したリーガロイヤルは、正直生き残るのは厳しいのではないでしょうか。