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2027年竣工予定!地上33階高さ約150mの大阪ガスによる複合ビル再開発! 23年2月の様子

北東からの眺め

2022年4月、大阪ガスは大阪ガスビルディング(以下ガスビル)西側のグループ会社所有地での複合ビル開発と大阪ガス都市開発が所有するガスビルのリノベーションを進めると発表しました。2023年1月、大阪府は都市計画都市再生特別地区にこの西用地を追加する方針を示し、容積率の最高限度を1200%と緩和し、高さの最高限度を150mとしました。そして2023年2月、大阪ガスより複合ビルの概要や完成イメージパースが発表されました!




計画地

計画地は大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」と「本町駅」のほぼ中間となる大阪市中央区平野町4丁目となります。御堂筋沿い西側にあるガスビルをリノベーション、そしてその西用地に複合ビルが計画されています。

計画概要

新築されるガスビル西館は地上33階高さ約150m。2027年の竣工を予定しています。御堂筋沿いの既存ガスビルはリノベーションとして2031年の竣工予定です。

主用途はオフィスとなりますが、それぞれ1〜2階に商業施設を設けます。両ビルの間にある道路の上空を通路(一部吹抜け)にて結び、一体的な施設として整備されます。

アトリウム空間

既存のガスビルは御堂筋側から新たなメインエントランスを設け、一部を減築して誕生する開放的なアトリウム空間へと誘います。

既存のガスビルは3面(東側・北側・南側)すべてと西側の一部(外観全体面積の約85%)を保存します。また竣工当時の趣きを残す玄関やエレベーターホールをはじめ、建物全体の85%の床面積を保持し、活用します。

新築される西館は外装を緑化し自然環境との調和を図り、低層部はスカイラインやデザインを既存のガスビルと相応するものとします。そして高層部は既存のガスビル外観の特徴である曲線などの特徴を継承し、より一体感を持った施設として生まれ変わります。




現地の様子(2023年2月)

南からの眺め
南西からの眺め

以前いくつものマンションギャラリーが軒を連ねていましたが、解体中の最後の一棟を残して、すべて姿を消しています。

北西からの眺め
北からの眺め

敷地の真ん中にある立体駐車場はまだ稼働しています。新ビルの竣工は2027年を予定しているので、まだもう少し駐車場は営業を続けるようです。

北東からの眺め
北東からの眺め

こちらは新ビル完成から遅れること約4年の2031年完成を予定し、リノベーションされる国の有形登録文化財に登録されているガスビルの様子です。新ビルの完成後、こちらから大阪ガスグループ本社機能を新ビルに移転・集約した後に、リノベーションに着手するということでしょうか。




完成イメージとの比較(2023年2月)

南東からのイメージ
南東からの眺め

こちらの完成イメージを見ると道路上空利用は2階からのように描かれていますが、おそらく通路そのものは3階からなのでしょう。一瞬あれっ?と間違えてしまいそうです。

北東からのイメージ
北東からの眺め

御堂筋からの眺めです。左端に描かれているのは2020年に竣工した地上25階・高さ116.35mのオービック御堂筋ビルです。高さととしてこちらのビルよりも30mほど高くなります。

南東からのイメージ
南東からの眺め

同じく御堂筋からの眺めとなります。厳密に御堂筋沿いというわけではありませんが、既存のガスビルの後ろに控え、将来的にも視認性を確保された150mのビルの誕生は、目を見張るものがあります。アフター万博、アフターうめきた案件が少ないと気を揉んでいましたが、2027年竣工予定の本件に加え、2026年2月竣工予定の心斎橋プロジェクトや同年3月竣工予定の 本町4丁目計画などもあり、御堂筋エリア(少々範囲としては広いですが…)が2026年以降の大阪の再開発競争では一歩先んじた模様です。

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2件のフィードバック

  1. さんたん より:

    さも当たり前のように、既存ビルないし新ビルにホテルが入居するものと思っていましたが無いようですね。新ビルの上部に高級ホテルでも入ったら、もっと高くなったのか・・・。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      高さ150mの壁がなかなか強固ですね。大阪は。

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