御堂筋の側道廃止!御堂筋道路空間再編 新橋交差点(心斎橋)〜道頓堀橋北詰交差点 御堂筋東側 23年6月の様子
大阪のシンボルストリートである御堂筋は現在の本線4車線プラス側道東西各1車線、合計南行き6車線道路を、将来人中心となるフルモール化へ再編することを目指し、まずファーストステップとして、側道歩行者空間化工事が実施されています。
計画地
御堂筋は北の阪急前から難波までの約4kmを南北に貫く南行きの一方通行道路です。将来的には2037年の御堂筋完成100周年には北の淀屋橋付近までをフルモール化することを目標としています。
すでに難波交差点から道頓堀北詰交差点までの整備を終え、現在はさらに北進し、心斎橋の中心となる新橋交差点までの整備に工程は移っています。
完成イメージ図
上記イメージパースのように、2025年までに東西の側道を歩道化し、車道は本線の南行き4車線のみとなります。歩道幅員は現在の約2.5倍となりますので、人の往来には十分な広さとなります。
そして上記が2037年の将来ビジョンとして本線も完全に歩道化されたイメージパースとなります。両サイドをビルに挟まれた約40m超の広々とした空間が誕生します。ただ個人的には側道廃止までにとどめるべきではないかと思っています。
現地の様子(2023年6月)
御堂筋を北からの南下して行こうかと思います。今回の工区の中で一番工事が進んでいるのが、最北に位置する新橋交差点から大丸前付近です。
景観に配慮したと思われる落ち着いた雰囲気のインターロッキング舗装がお目見えしています。自転車のアイコンも大きく描かれています。これだけ幅員が広がれば歩行者と自転車の棲み分けも可能ではないでしょうか。
このあたりはまだ大丸前ほど進んでいません。電線の地中化に伴う各機器の配置が見て取れます。
南下するにつれ進捗が遅くなります。このあたりはまだ路盤が剥き出し状態です。
関係者の車両が入り、何やら散らかっている様子ですが、路面はまだアスファルト舗装が残っています。
2023年11月開業予定のホテルとお寺さんによる複合計画である三津寺ホテルプロジェクトの正面は、そちらの工事の関係かまだほぼ手付かずとなっています。
クロスホテル前まではアスファルト舗装をそのまま残し、ただただ側道への流入を廃止しただけの状態ですが、道頓堀北詰以南の整備済み区間と接する約10mの箇所は将来のイメージができる程度に整備が進んでいます。
最後は道頓堀北詰交差点の南、もうすでに整備された空間の様子です。めちゃくちゃ広い開放感に溢れた歩行者空間に、今までの幅員がいかに狭かったのかを実感できます。
これだけの歩道幅員を確保したまま心斎橋まで繋がれば、御堂筋のイメージ、そして大阪のイメージも随分と向上するのではないでしょうか。
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