茨木市民会館跡地エリア整備21年7月
茨木市は市民会館跡地エリアの設計、工事について公募型プロポーザル方式による募集を実施し、2020年8月に「日々何かが起こり、誰かと出会う」をコンセプトに、建築に開放的なテラスや緑を積極的に配置することで、ランドスケープと建築が相互に浸透しあう「立体的な公園」のような公共空間をつくるとした「竹中工務店・伊東豊雄建築設計事務所共同企業体」を整備事業者として決定しました。
場所は西のJR「茨木駅」と東の阪急「茨木市駅」からともに約600m、徒歩なら10分ほどの距離に位置します。
新施設は中央公園南グラウンド南側緑地(エリアA)に建設し、施設前面の現南グラウンド北側(エリアB)は芝生等の広場として活用します。また人工台地(エリアC)、市民会館跡地と福祉文化会館(エリアD)は建物解体後、公園として活用します。なお福祉文化会館は新施設開館後解体予定です。
新施設の総床面積の上限は16,500㎡とされ、大ホールと図書館をメイン施設とし、その他の施設としては子育て支援施設、会議室、プラネタリウムなどで構成される予定です。
最近は上記の完成予想図に示されているような、外から視認できる位置に積極的に緑を配置し、潤いと癒し、また活力与えてくれるような建物が増えてきました。日々のメンテナンスが大変だろうなとは思いますが。
工期は2024年2月29日まで予定され、現在現地では準備工事がすすめられています。
こちらは大ホールや図書館等が入居する新施設が建設されるエリアAになります。
こちらは芝生広場となるエリアBです。かなりの広さを有する芝生広場となりそうです。
公園として整備予定のエリアCとエリアDです。
茨木市はJR「茨木駅」と阪急「茨木市駅」との約1.2kmの間にある中心市街地を面として捉え、人の回遊性・滞在・交流・活動へと波及させていく方針です。そのため両駅の中心に位置する本件はただの公共空間の整備にとどまらず、茨木市の描く将来像にも大きく影響を与えます。
数年後の本件完成時には、茨木市発展の両翼を担うJRと阪急両駅の駅前の再整備についても、大きく前進して、もしかしたら着手されているかもしれませんね。
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