地上31階の高層ビル!2030年度開業予定の三井住友フィナンシャルグループの中核拠点!高麗橋一丁目特定街区 24年3月の様子
2023年10月、大阪市は大阪市中央区高麗橋一丁目にある三井住友銀行中央支店ビルの街区を、大阪都市計画特定街区としてた計画書(原案)を公表しました。そしてこのほど三井住友ファイナンシャルグループと三井住友銀行は2030年度を予定し、地上31階建てのビルへ建て替えることを発表しました!
計画地
計画地の西に大阪市内を南北に貫く堺筋が走っています。そしてのその下に大阪メトロ堺筋線が走り、「北浜駅」から本計画までは改札抜けてからですと数分といったところです。
計画概要
特定街区の決定にあたり「歴史的建築物の保存・活用及び業務・交流機能の集積を図るとともに、良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築及び有効な空地を確保する」とあります。
西半分の古いビル(本館)は大阪市の指定有形文化財に指定されており、こちらはそのまま保存され、敷地の東半分(新館)に高層ビルが建設されることになります。
★所在地/大阪市中央区高麗橋一丁目 8 番 13 号
★敷地面積/約2,700m²
★延床面積/約33,400m²
★階数・高さ/地上31階 地下2階・高さ約150m
★開業時期/2030 年度(予定)
今回公となったイメージ図によると銀行らしい硬派な外観を備えたビルとなるようです。
現地の様子(2023年10月)
建て替えられる新館の様子です。1967年竣工のビルの外壁は白いのですが、室内に備えられているカーテンやブラインドのせいでミントグリーンのビルの印象を強いですね。
開業後は三井住友フィナンシャルグループの中核拠点としての活用を計画しているとのことですので、がっつりオフィスビルとなります。
新館は1967年に本館に連結するように建てられたようです。本館はそのまま保存し、現役を続ける予定ですので、連結部からバッサリするのでしょうか?
保存される本館では内部空間を活かした各種イベントの開催、ビジネス マッチングやセミナーの実施、スタートアップ支援機能の整備等、にぎわい施設として地域に 開かれた交流拠点として活用することも検討されています。
1936年に三井銀行の大阪支店として建設され、今でも三井住友銀行大阪中央支店としてバリバリの現役支店ビルです。北浜には近代建築が多く、上質な雰囲気が街を支配しています。
北浜の高層ビル
北浜付近にはすでに多くの高層ビルが建ち、ビル群を形成しています。そして本計画の敷地の南には大阪の都心部では最高峰となるThe Kitahamaというタワーマンションがそびえています。
最後はそのThe Kitahamaとの本件の様子です。近い!近すぎる!難波で建設中のアパホテルほどではありませんが、マンション北面にお住まいの方からすると梅田方面まで開かれていた眺望が遮られこととなりますので、心中察すると中々複雑ではあります。今後都心のタワーマンションでは同様の事例がいくつも出てくるかもしれませんね。
こんにちは。
純粋なオフィスビルで150mはうれしいですね。
新館は今橋にある日生本店東館と雰囲気が似ているのではないでしょうか。
本館ビルと調和した素晴らしい再開発を期待しています。
コメントありがとうございます。
ごりごりのオフィスビルは素直に嬉しいですね。国際金融都市の端緒となることを期待しています。
そしてXは残念でしたが、またこうして言葉のやり取りができて大変嬉しいです。
Twitter(X)ではお世話になり、ありがとうございました。
頻度は落ちましたが、今でもフラフラとまち歩きをして再開発ウォッチはしています。
「こんな感じでTwitterに投稿しようかな」とたまに頭をよぎりますが、投稿抜きで気楽に再開発の現場を楽しんでます。
今後も大阪の近未来さんのブログを楽しみに拝読しますね。
Twitter(X)もブログもそうですが、あまりそこに頓着すると目の前の現象や変化に気軽に楽しめなくなりますよね。
伝えたい!共感を得たい!という気持ちも大切ですが、純粋に心踊ることを楽しみたいです。
最近では珍しいガラス張りではないビルは、銀行らしさを感じますね。ホテルとマンションの複合ビルと思っていたというか決めつけていましたが、純粋なオフィスビルとは驚きでしたね。
コメントありがとうございます。
ごりごりのオフィスビルになったのは喜ばしいですね。あとはしっかりと150mを確保できれば!