タワーマンションと文化施設!門真市幸福町・垣内町地区まちづくり用地活用事業 シティタワー古川橋&生涯学習複合施設 25年4月の様子

2021年6月、門真市は「門真市幸福町・垣内町まちづくり用地活用事業」において、住友不動産を代表とし、京阪不動産、ミサワホームを構成員とするグループを優先交渉権者として決定しました。そしてその後基本協定の締結や、土地譲渡の契約、所有権移転及び引渡しなどを経て、2023年10月31日より工事着手されています。
計画地

場所は京阪「古川橋駅」の北側、旧門真市立第一中学校跡地などとなります。「古川橋駅」は日中は普通のみが停車する駅ですが、朝夕のラッシュ時は区間急行も停車するので、そちらを利用すると大阪市内から約15分ほどで到着します。
全然計画概要

「古川橋駅」からのシンボルロードは普賢寺古墳(円墳)の円をモチーフにした4つの輪(広場)をつなぎ、図書館などの文化施設も整備されることで、居住者のみならずや地域住民・来街者が回遊する、まちの賑わいと交流を創出するデザインとなっています。
また当該地西側の既存商店街との一体感を生み出し、回遊性を高め、エリアのにぎわいを高める空間となるのではないでしょうか。
計画概要(シティタワー古川橋)

★事業者/住友不動産、京阪電鉄不動産、ミサワホーム
★設計者/大林組大阪本店一級建築士事務所
★敷地面積/8,527.00㎡
★延べ面積/70,020.96㎡
★階数・高さ/地上41階・137.50m
★総戸数/648戸
★工事着手予定/2023年10月31日
★工事完了予定/2026年11月30日
★入居(引渡)予定/2027年3月中旬
完成イメージ図

上記のイメージがシティタワー古川橋の公式サイトより発表されているイメージです。他のイメージは以前のものですので今後はこちらが基本となってくると思われます。




核となるシンボルタワーは都会的で洗練されたモノトーンを基調とし、地上41階、高さ約137m、全648邸からなります。360度顔となるデザインで門真市民だけでなく他の市からも住みたいと憧れを持たれるようなランドマークを創出するようです。


「古川橋駅」からシンボルロードにより誘われ、タワーマンションの足元まで来ると緑をふんだんに取り入れた公開空地が設けられています。そしておそらく低層部にはスーパーなどの生活利便施設が入居すると思われます。
現地の様子(2025年4月)



ほぼ1年ぶりの現地となります。早くも12〜13階くらいまで育っていました。もっとまめに通わないとあきませんね。反省。




陰影や防音シートのせいか、完成イメージよりも濃いめのモノトーンに感じました。まあこれは成長の過程で色の面積が増えますので、また印象は変わってくるでしょう。


大阪市内のタワーマンションなどですと、ちょうど周りの建物が干渉して上手く全体を捉えることが難しい過程ですが、もうどの方角方面から見ても姿が露わとなっているので、建物周りをまわっていると高揚感が高まってきます。
生涯学習センター「KADOMADO」の様子(2025年4月)



シティタワー古川橋の東では門真市立生涯学習複合施設の建設が進められています。都市景観を構成する上でのランドマークとしての役割を持ち、まちなみや周辺エリアにおけるまちづくりとの調和を図りつつ、多くの市民が自主的・創造的な文化・学習活動を行えるよう支援する施設として、「KADOMADO」というかわいらしい愛称も決まりました。


シティタワー古川橋というタワーマンションに寄り添い主従関係のようにも映りますが、イメージ図からすると単体では相当大きな施設です。


主な用途は図書館となるこの施設はシティタワー古川橋より1年ほど早い2026年春の開館となるようです。

最後は京阪「古川橋駅」のホームから見るシティタワー古川橋と生涯学習複合施設の様子です。商業施設や金融機関が集中する駅の南口と比較すると、どうしても見劣りしていた北口ですが、本計画により人の集積と往来が増すことで、南北格差の解消につながりそうですね。
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