2025年暫定利用か!淀川左岸線2期事業豊崎出入口整備 21年10月の様子
阪神高速淀川左岸線(2期)は政府の都市再生プロジェクトとして位置付けられた「大阪圏の新たな環状道路(大阪都市再生環状道路)」として此花区高見と北区豊崎間約4.4kmに整備される都市高速道路です。
淀川左岸線(2期)の一番東に位置する豊崎出入口は、北摂の大動脈である新御堂筋(国道423号)と接続する予定になっています。
豊崎出入口は新御堂筋南行きから淀川左岸線へ。また淀川左岸線から新御堂筋北行きへ接続しますので、大阪方面から新御堂筋北行きに乗って淀川左岸線に直線乗り入れることや、淀川左岸線から大阪方面の新御堂筋南行きへも乗り入れ不可となります。
あくまで北摂や北大阪の淀川以北と大阪市内湾岸部を結ぶ都市高速道路となります。
新御堂筋南行き道路からですと、淀川を渡ると左手に計画地が見えてきます。歩道が終わる付近から左折レーンを設けて淀川左岸線に接続することになるのではないでしょうか。
このあたりに新御堂筋から淀川左岸線へ接続する道路が地下構造にて整備されると思われます。また換気所も併せて整備される予定です。
受配電設備などの電力基盤や非常用発電なども整備されると思われる受電所も敷地内に建設されます。
この受電所が設けられる南側付近、写真の正面あたりから地下構造になっていくのではないかと思われます。間違っていたらすいません。
新御堂筋の西側に移動してみました。地下構造の淀川左岸線整備と同時に一般道の淀川南岸線も整備されます。
広くなる予定の堤防上がどのような空間として整備されるのでしょうか。安全が確保され親水性に富んだ市民の憩いの場となることを期待しています。
この淀川左岸線(2期)について2026年末の供用開始予定なのですが、2025年の大阪・関西万博開催に合わせ前倒し早期開通をという動きがあります。
これは大阪の玄関口である新大阪駅から万博会場となる夢洲までのシャトルバスルートとして暫定利用するものであります。大規模イベントには複数のアクセスが不可欠となりますので、この暫定利用が実現すると新大阪駅から約20分前後で万博会場に到着可能という大変優れたものとなり、JR利用の大阪圏以外からの訪問者の大半はシャトルバス利用となるのではないでしょうか。
将来的にはこの豊崎から淀川左岸線延伸部事業として以東へ延伸し、近畿自動車道と第二京阪道へ繋げる計画もあります。まだまだ脆弱な大阪圏ですので「大阪圏の新たな環状道路(大阪都市再生環状道路)」の一部として、早期の開通が望まれます。
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