まさかの展開!再開発は?もと京橋イオン跡 22年3月の様子
大阪市都島区片町にあったイオン京橋店は2019年に閉店し、その後立体駐車場棟も含めて建物解体工事に着手され、2021年9月には建物は跡形もなく消え、現在は更地となっています。その跡地についてはオフィス併設の商業施設となるのではないかと噂されていますが、未だ公式の発表はありません。そしてこの敷地の一部がコインパーキングとして供用されることになってしまいました。
計画地
計画地はJR「京橋駅」の西側に位置し、南側には東西線が走っています。「京橋駅」はJR環状線及び学研都市線・東西線、京阪線、大阪メトロ長堀鶴見緑地線が乗り入れる、一日の乗降客数50万人を超える市内有数のターミナル機能を備えた駅です。
現地の様子(2022年3月)
コインパーキングとして供用される敷地にはアスファルト舗装が施されています。現在はまだ白線などは引かれていませんでした。
めちゃめちゃ安いんですけど。京橋駅前の相場ってこんなもんなんでしょうか。
今回のコインパーキング化は約1.5haにもなる敷地内の中央に設けられた、JRの「京橋駅」へのアクセス通路となる仮設迂回路の西側約5,000㎡のみとなるようです。
仮設迂回路の東側は昨年秋の建物解体後そのままの状態が続いています。
京橋駅公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務地域
現在JR京橋駅の西側には広大な更地となった敷地がもうひとつ広がっています。こちらは大阪市により「京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務」(※以下検討業務)として公募型プロポーザルを実施し、パシフィックコンサルタンツが選定されました。
①都市再生緊急整備地域大阪城公園周辺地域の国際競争力強化に向けた現状分析
②京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトの検討
③京橋駅周辺におけるまちづくりのコンセプトの実現に向けた公共施設のあり方及び土地利用の検討
④京橋駅周辺におけるめざすべき将来像の検討
上記4点を踏まえ2021年度内に京橋エリアの現状把握と将来の導入すべき都市機能、あるべき姿の検討という、ふわっとした京橋の目指すべき方向性を示すものになります。
今回の検討対象区域にもとイオン京橋店跡を含んでいませんが、この春にそのふわっとした将来の方向性が示された段階でもとイオン京橋店についても、ある程度歩調を合わせた内容に練り上げるのでしょうか?
この春、遅くとも年内には計画内容が発表され、始動するのではと予想していただけに、今回のコインパーキング化については思いもよらないことだったので、かなり落ち込んでいます。まあ食欲は落ちないんですけどね。
いいように考えると、中途半端なものでなく、しっかりと磨き練り上げたものを然るべきタイミングを見計らって始動するということでしょう。まずはこの春に発表される「京橋駅周辺における公共空間再編の方向性及び利活用方策に関する検討調査業務」の内容を見て、京橋の未来に夢を馳せたいと思います。あー、ショッキングすぎる。
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