隣接地にまだまだ開発余地あり!中之島の再開発!(仮称)中之島4丁目未来医療国際拠点開発新築工事 22年3月の様子
(仮称)中之島4丁目未来医療国際拠点開発新築工事は再生医療をベースに、最先端の「未来医療」の実用化・産業化拠点として2024年初旬にオープンを予定し、中之島4丁目で整備が進められています。
計画概要
★所在地/大阪市北区中之島4丁目32番17
★敷地面積/8,600.00㎡
★延べ面積/57,090.80㎡
★階数・高さ/地上17階・86m
★工事完了予定/2024年1月中旬
R&Dセンターは3〜6階の低層部にサロンや治験関連施設を設け、7階より上をリエゾンオフィスとして関連企業や研究機関が入居します。
MEDセンターは高度健診センター(3階)、再生医療関連のクリニック(4階)が入居し、5階より上に病床数約170床、延べ面積12,000にもなる病院を設け、臨床治験機能を備えるほか、急性期、回復期、地域包括ケアにも対応します。
1・2階には中之島国際フォーラムとして交流促進施設(1,200㎡)たカンファレンスセンター(1,700㎡)が整備されます。
計画地
計画地は大阪の中心地である梅田エリアから約1.2km南西に位置しています。最寄駅としては京阪「中之島駅」があるのですが、京阪中之島線そのものが不便極まりないので、正直交通の便はあまり良いとは言えません。
本計画の中之島4丁目のど真ん中にあり、東西南北どの面も道路に面していません。
完成イメージ図
向かって左がリエゾンオフィス等で構成される「未来医療R&Dセンター」。右が病院等で構成される「未来医療MEDセンター」です。2棟に見えますが用途によって外観を分けているだけで厳密には1棟のようです。
現地の様子(2022年3月)
現場には重機がひしめき合い、完成までほぼ2年となりましたが、まだ地上部には躯体の姿は現れません。
先月開業した大阪中之島美術館からは、こちらのデッキが延伸され、バリアフリーのアプローチが確保されます。
計画地周辺の様子(2022年3月)
中之島4丁目の北側の中央に位置する計画地の周りでは、大阪中之島美術館が先月開業しましたが、まだまだ開発を待つ用地があります。
北西側の敷地は大林組(敷地面積4,036㎡)と京阪電気鉄道(敷地面積1,444㎡)が所有しています。現在は未来医療国際拠点の資材置き場や工事事務所などとして使用されていますが、2025年の大阪・関西万博にあわせて京阪電気鉄道によりバスターミナルが整備されます。また敷地西のなにわ筋沿いには数店の飲食店がありますが、こちらは複数の個人の方が所有されています。
西側には大阪市の所有地(敷地面積3,725㎡)が広がっています。現在は処分予定時期や方法は未定のようですが、然るべきタイミングで事業コンペなどを実施するのではないでしょうか。
JRのなにわ筋線が開通する2030年度には「中之島駅」が開業し、広域アクセスが飛躍的に向上することとなります。逆算すると2025年頃にはこれらの遊休地の将来の形や絵姿が見えてくるのではないでしょうか。未来医療国際拠点にはそれら未来の再開発を牽引する役割も果たしてもらいたいところです。
高さ88mと残念ながら100mを超えませんが、隣接する敷地に100mを優に超えるビルが建ってほしいですね。
コメントありがとうございます。
なにわ筋線開業と同時に200m級のビル群として街びらきしてほしいです。