既存建物の解体がほぼ終了!難波駅前の高級ホテルや商業施設からなる複高層ビル開発!難波千日前地区地区計画 25年3月の様子

「難波千日前地区地区計画」は2023年10月に大阪市により地区計画決定され、2024年春より複数の既存建物の解体が進められています。
計画地

計画地は南海「難波駅」の東。なんさん通沿いの「難波センタービル」などが建っているあたりとなります。まあもろ難波!難波ど真ん中!これぞ難波といった立地です。
地区計画の区域

地区計画の区域はなんさん通りを含んだ敷地面積約7,000㎡のA地区と約1,600㎡のB地区からなりますが、整備計画の区域としてはA地区のみとなります。複数の鉄道駅に接続されるなんば駅前広場及びなんさん通りの東側に隣接する立地特性にふさわしい、質の高い都市機能の集積や快適でにぎわいと界限性にあふれる都市空間の創出を図るとともに、地区周辺の魅力や回遊性の向上に寄与するまちづくりを行うとされています。
現地の様子(2025年3月)


ほぼ1年ぶりの現地となります。以前こちらには難波センタービルをはじめとした3棟のビルが建っていましたが、もう一部を残すのみとなりました。


労災保険関係成立票による建物解体工事の工期は4月末までとなっています。

また現在は地上部では掲示されていないようですが、難波センタービルの解体に伴い、それまでビルに直結していた地下通路の閉鎖、迂回のお願い案内が掲示されていました。そこに記されている期間から新しいビルの開業も2029年頃完成ということが読み取れます。

昨年産経新聞は関電不動産開発と南海電気鉄道、大阪メトロが中心となり、高級ホテルや商業施設などを備えた高さ100m超の大型複合ビルの建設を計画していると報道され、その中で上記のイメージも明らかになりました。

現在はまだ事業者から具体的なスケジュールや内容は公表されていませんが、上記のイメージからは大胆にセットバックすることで、より歩行者に寄り添った空間を産み出されるようです。また商業施設とおぼしき下層階と裏のよしもと漫才劇場等への連絡通路となるであろう動線が見て取れます。


現地の西を走るのはなんさん通りです。3月末の工事完了を予定し、歩行者中心の空間への整備が進んでいます。

難波というとどうしてもごちゃごちゃした雑多なイメージがつきまとうのですが、先に整備された難波駅前空間によりもたらせれた新しい風が、こちらの空間にも流れ込んでくることになります。




最後はその難波広場と難波広場から望むなんさん通&計画地の様子です。ここ数日、梅田の再開発で盛り上がる大阪ではありますが、難波も歩みは梅田のそれには劣るものの確実に前に進んでいます。
ここも中々詳細が明らかになりませんが、建設費の高騰とかの悪影響を受けていないと良いのですが。。
コメントありがとうございます。
これからが難波復権のタイミングだけに、それだけは勘弁してほしいですね。