2020年春営業終了!上海新天地跡 21年7月の様子
日本橋の堺筋沿いにあった在阪中国人やインバウンド向け商業施設「上海新天地」は、2020年に全館の営業を終え、5月より建物が解体されはじめました。
解体後、現在はダイワハウス系のコインパーキングとして利用されています。
上海新天地があった土地の敷地は1,000㎡にも満たないかと思われますが、隣接しているコインパーキングを含めると1,600〜1,700㎡ほどになります。
本件のある日本橋エリアは、インバウンド景気により、2年前までは我が世の春を謳歌していました。
有名な黒門市場も上海新天地からは歩いてすぐに位置しています。
インバウンド増加に伴い、方向性を転換し、さらに先鋭化しましたが、今となってはそれが仇となり、人影もまばらな寂しい商店街となってしまいました。
以前は観光バスが我が物顔で路上駐車を繰り返していた堺筋も、随分と見通しがよくなっています。
上海新天地跡の周辺を歩いてみましたが、今まであったもの、手に入れたものを一瞬で無くしてしまった喪失感は計り知れず、とても何か新たな施設を建設する雰囲気には感じませんでした。
残念ながら当面はコインパーキングとしての利用が続くことになるのではないでしょうか。
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