26年5月に浪速区のクボタ本社がGGOに移転!跡地については再開発?! 現クボタ本社 24年5月の様子
2024年5月22日、農業機器メーカーのクボタは2026年5月に現在浪速区敷津東1丁目にある本社を大阪駅北西部のうめきた2期地区開発プロジェクト「グラングリーン大阪」に移転すると発表しました。
ということは・・・浪速区敷津東にある現在の本社跡については、当然なんらかの再開発に繋がっていくはず!
所在地
南海や大阪メトロなどの難波駅などがある難波の中心地からは、かなり南に位置しています。ただなんばパークスという商業施設の中を通り抜けると一本道ですので、それほど精神的な距離は感じないかもしれません。敷地面積はかなり広く、15,000㎡を超えているかと思われます。
現地の様子(2024年5月)
なんばパークスから伸びるペデストリアンデッキが途切れるその先に、現在のクボタ本社がでーん!と構えています。
クボタ本社は5棟の建屋から構成されており、北からは3棟が確認できました。いずれも1970年前後に竣工し、老朽化が進行しています。またオフィス空間の不足から、グループ会社間や部門間のコミュニケーションを円滑化する仕組みの導入や、パートナー企業とのコミュニケーションスペースの確保も難しい状況にあり、それらが今回の本社移転の要因となったようです。
南へ移動すると残りの2棟が確認できます。年季入ってますねー。
ちなみに道路を隔てた南の先には南海電鉄本社や大阪公立大学が入居する南海なんば第1ビルや最大約2,500人収容可能のライブハウスであるZepp Namba が位置しています。そしてさらにその先には地上33階・高さ約106mのなんばグランドマスターズタワーが聳え立っています。ある意味多様な用途にあふれたエリアと言えるのではないでしょうか。
クボタ本社の先には難波の中心部に向けて高層ビルが連なっています。2031年にはなにわ筋線の新難波駅が、さらに北に開業できることで、難波の賑わいの中心からは、より離れてしまうという少々不利な立地ではありますが、どのような再開発内容、用途となるのが望ましいのでしょう?
なんば住宅博の様子(2024年5月)
クボタ本社敷地の西側には住宅展示場が隣接しています。敷地面積約9,000㎡のなんば住宅博です。
本社移転後、クボタは現在本社地について地域のさらなる成長と発展に寄与する有効な土地活用方法を、今後検討するとしています。是非なんば住宅博も含めた約24,000㎡もの広大な敷地一体的な再開発へと成長してほしいですね。
クボタ本社梅田移転に伴い、難波エリアのオフィスワーカーの流出が確定的となることでオフィス需要の低下が懸念されますが、正直いまさら難波でオフィスビルが供給されたとしても床が埋まるイメージはありません。
個人的には大阪エヴェッサのホームアリーナを都心に!という思いが強くあります。また府立体育館もそろそろ建替えの時期かと思いますし、いずれにしてもアリーナを中心とした複合施設、いわゆる総合エンターテイメント施設が望ましいのではと考えます。そのためにもやはりクボタ本社敷地だけでなく、隣接するなんば住宅博も含めた一体開発が必須でしょう。難波の未来のために、是非吸引力のある再開発となることを願っています。
あの幻に終わった南海難波駅再開発が、少しでも実現してくれると良いのですが。
クボタ本社の隣のZeppなんばのコンサートでの観客の一斉ジャンプで
写真に写ってる年季の入ったビル2棟が何回も揺れたから諦めて移転とか?
残念ながらアリーナ等スポーツ施設は建設費と維持費の割には採算とれないのであり得ません
過去に同じ理由で大阪球場(スケートリンクもあった総合アリーナ)を建て替えずに潰した位ですから
恐らくは今流行りの富裕層向けの高層マンションか外資ホテルが建つ事でしょう
コメントありがとうございます。
クボタさんも口は出さないけど、地域経済の発展、地域コミュニティに望ましい観点からの開発を希望しているようですから、色気を持ってあるる各デベロッパーの腹案が知りたいですね。