松屋町筋沿いで進むビルの解体！カプコンの新研究開発ビル？ 23年11月の様子

「バイオハザード」や「モンスターハンター」などで有名なゲームメーカーのカプコンは大阪市内平野町に本社を構えています。その本社ビルに隣接する北敷地869㎡を取得し、現在カプコンが注文者となり小さな数棟のビルを解体しています。これはカプコンが新たな拠点を整備するということでしょうか。

計画地

本件は大阪市中央区高麗橋4丁目、敷地の東には南行きの一方通行となる松屋町筋が走っています。一番近い駅となると大阪メトロ堺筋線「北浜駅」になるかと思います。谷町線「天満橋駅」もそれほど変わりませんが、ともに徒歩10分少々といったところです。

現地の様子（23年11月）

計画地の東を走る松屋町筋からの様子です。以前あった3棟の小さなビルをまとめて解体しているようです。

フラットパネルで囲われているのは3棟のビルとその西側にあった駐車場を含めた範囲です。現在既存ビルの解体と地中障害撤去工事が行われています。

カプコンが注文者となり大成建設により、解体工事が進められ、労災保険関係成立票によると年明けの1月中旬までの工期のようです。

計画地の南に建つ茶色いビルがカプコンの本社ビルです。

カプコン村？

計画地の南にはカプコンの本社ビルが、そして周囲にも2棟の研究開発ビルが建っています。カプコンはグループとして毎年100名以上の開発人員の採用を推し進め、2023年3月期末の開発人員数は2,460名となっています。

第44期末報告書などによると、人材投資戦略の項目に開発体制を支えるオフィス環境、開発設備の拡充として、事業所拡大による開発オフィスの拡充とあります。2023年4月には国内最大級の広さを誇るモーションキャプチャースタジオを備えた「クリエイティブスタジオ」を、OBPに新設しましたが、本件がさらに開発オフィスを設けるということなら、本地はカプコンの知の集積地！カプコン村の形相を呈してくることになります！正式な発表が待ち遠しいです！

それにしてもカプコンは在阪企業としてこの地に根を張り、さらなる拡充を図るという姿勢には地元民として応援したくなる気持ちが湧いてきます。でもゲームはほぼしないんですけどね。