野村不動産が展開する中規模ハイグレードオフィス!PMO四ツ橋本町 21年11月の様子

2020年11月に野村不動産は今後大阪市内で2023年までにPMOシリーズを5物件展開すると発表しました。PMOとは野村不動産が2008年より展開する「プレミアム・ミッドサイズ・オフィス」の略称で、大規模ビルと同等の機能性とグレードを併せ持つ新しい中規模ビルです。

上記の5物件のうち、新大阪を除く4物件が淀屋橋や本町という、いわゆる大阪を代表する古くからのオフィス街となります。そして3物件が本町駅周辺という狭い範囲での出店となります。
PMO四ツ橋本町は大阪メトロ四ツ橋線及び中央線「本町駅」から西へ徒歩5分弱ほどに位置します。計画地北に中央大通りが走り、将来的にはなにわ筋線の「西本町駅」からも徒歩数分という利便性に富んだ立地です。

★所在地/大阪市西区阿波座一丁目7番3、7番7
★敷地面積/357.14㎡
★延べ面積/3,151.78㎡
★階数・高さ/地上13階・57.20m
★工事完了予定/2022年4月末日


開業を約半年後に控えたPMO四ツ橋本町はもうすでにビルは建ち上がり、PMOシリーズ全体で継承されている、ガラス張りのデザインとブラックのコントラストがお目見えしました。


最頂部の黒い壁面にPMOのサインも登場しています。夜間にライトアップとかされたらかっこいいのですが、さすがに無理かな。

残念ながら計画地に隣接してビルが建ち並び、前面には阪神高速の高架もあるため、上記のようなスタイリッシュな佇まいを見ることはなかなか難しい立地です。



現在は1階のエントランス部の工事に移っています。上質なエントランスとなるのでしょうが北側に設けられるのと、目の前に阪神高速の高架があるために、なんとなく暗い印象があるエリアです。少しでもエリアのイメージが向上するようなものであることを願っています。

中規模ながらハイグレードなオフィスビルという今まで大阪市内に少なかったカテゴリーのPMOですが、はたして需要を掘り起こしていけるのでしょうか。今年に入ってからいくつかの中規模なハイグレードオフィスビルが開業していますが、あくまで主観ですが思った以上にテナント確保に苦慮しているように思われます。
このクラスのオフィスビルがすぐにテナントで埋まるようになれば、大阪の実力も本物だと思うのですが、今後は中規模オフィスにも注目したいところです。
最近のコメント