2024年完成予定!枚方のアツい再開発!枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業第3工区 22年6月の様子
枚方市駅周辺第一種市街地再開発事業の第3工区は、京阪グループが区分所有した駅東側において、駅と一体となる商業、オフィス、ホテル、住宅、行政等の機能を備えた複合施設を整備します。
計画地
枚方市は大阪と京都の中間に位置し、人口は39万人を誇る中核市です。この数は大阪府内では大阪市、堺市、東大阪市、豊中市に次ぐ規模となります。また京阪の「枚方市駅」は一日の乗降客数が96,604人(2019年)と、京阪電鉄の駅では「京橋駅」「淀屋橋駅」に次ぐ第3位ですが、他社との乗換えのない関西圏の郊外駅としては、立派な数字かと思います。
枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業の第3工区はその「枚方市駅」の東に位置し、京都方面への本線と交野方面への交野線に挟まれたデルタ地帯の全域となります。
計画概要
★所在地/枚方市岡東町2番6の一部外
★敷地面積/22,266.90㎡
★延床面積/約95,300㎡
★「高層棟」階数・高さ/地上29階・126.65m
★「住宅棟」階数・高さ/地上26階・約109m
★主用途/店舗、事務所、ホテル、住宅、駐車場
★工事完了予定/2024年3月末日
各種資料によって若干数字が異なっています。ホテルやオフィス、店舗が入居する「高層棟」と住宅からなる「住宅棟」という2棟の高層ビルが建設され、さらにおそらくオフィス棟となる10階建の「低層棟」も建てられるとあります。これは独立した3棟というよりは共通の基壇部(低層棟)があり、そこから各々が生えているようです。
完成イメージ図
一番目立つガラスカーテンウォールのビルがオフィス&ホテル棟となり、足元には駐車場棟と低層棟が描かれています。
そしてそのオフィス&ホテル棟と、いかにもタワーマンションという外観の対照的な2棟が並び建つことになります。
枚方のランドマークとなることを十分に理解した上で、あらゆる角度からの視点を意識されています。
カンデオホテルズ
高層棟の目玉となるのが19〜26階に入居するカンデオホテルズです。客室数139室に加え、宴会場、レストランを併設。デザイン性にも拘り、地元とともに光り輝くランドマークとなるホテルを目指します。
そして一番話題となりそうなのが高さ約120mの最上階に設けられる露天風呂付きの天空のスカイスパでしょう。カンデオホテルズは大阪市内でも同様の温浴施設をホテル最上階に設けます。都会のど真ん中と郊外それぞれに見える景色が異なりますが、ともに絶景を見ながら心身ともにリフレッシュできそうです。
現地の様子(2022年6月)
前回訪れたのは3月でした。その際計画敷地内にはまだ地上の構造物は皆無でした。この構造物はおそらく駐車場棟てはないかと思われますが、わずか2〜3ヶ月でここまで育っていることに驚きました。
駐車場棟の手前には、まだ供用されている平面駐車場があります。こちらは4階までの低層の基壇部(商業床)が建設される予定です。
振り返ってみると「枚方市駅」が見えます。向かって右が京都と大阪を繋ぐ京阪本線。左は交野線となります。計画ではこの「枚方市駅」と本計画は2階レベルで接続し、その先は北の天野川に架かる天津橋まで直接アクセス可能となりますので、関西外国語大学の学生さんの通学路となりそうです。
駅の反対側から見ても京阪本線の高架を超えてきたその姿は圧倒的なものです。これ駐車場棟ですよね?それにしても巨大な壁です。
天津橋から天野川の河川敷をちょっとだけ入った辺りからの眺めです。オフィス&ホテル棟やタワーマンション棟などはまだ姿を見せるまで時間を要しそうです。一番手前には京阪本線の高架下をくぐって駅の北側と繋がる区画道路が整備されます。
計画地の先に「枚方市駅」が見えています。ここから本計画を通り、駅ビルへアクセスし、さらに駅から南側に広がる枚方T-SITEをはじめとする商業施設や、今後新たな開発が予定されている第4工区にまでほぼ同一レベルで繋がります。
最後はその枚方T-SITEの様子です。この商業施設の誕生は、枚方市のイメージを一気に向上させました。訪れた平日午前中でも適度な賑わいを感じましたし、昼以降については近隣の学生さんらしき人も多く見受けられます。今回の第3工区には約23,500㎡もの商業床が設けられることで、街がさらに広がり、回遊性、利便性も向上し、北河内地域の盟主としての地位は揺るぎないものとなりそうです。
よく枚方vs高槻とか言われる割に、くずはタワーシティを除けば高槻と違って超高層ビルのなかった枚方ですが、急にニョキニョキしてきましたね。高槻も負けないように頑張ってほしいです。
コメントありがとうございます。
たしかに枚方と高槻はなにかと比較されやすいですね。
近年案件が目白押しの枚方に対し、どうも高槻は分が悪いので何らかの再開発を期待したいところです。