建物解体工事始まる!心斎橋ビル(旧関西アーバン銀行本社ビル)建替工事 25年3月

J.フロント都市開発株式会社、株式会社関西みらい銀行、株式会社アサヒプロパティズ、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は2025年1月31日、特定目的会社「心斎橋みらい特定目的会社」を設立し、関西みらい銀行が所有している大阪市中央区西心斎橋の心斎橋ビル(旧関西アーバン銀行本社)を商業施設に建替えると発表しました。
計画地

計画地の東には大阪のメインストリートである御堂筋が走り、大阪メトロ御堂筋線と長堀鶴見緑地線の「心斎橋駅」からは徒歩数秒という抜群のアクセスのよさを誇る、まさに心斎橋の一等地です。
計画概要

★所在地/大阪市中央区西心斎橋一丁目2番4号
★敷地面積/2,295.40㎡
★開業予定/2028年末

新たに建築されるのは地上3階建ての低層ビルが予定され、心斎橋にふさわしい高級ブランドを誘致するようです。
現地の様子(2025年3月)


既存の心斎橋ビルは地上16階、地下3階。延床面積は25,839.08㎡で1974年に竣工しました。



もうすでにビルの裏手となる西側では仮囲いがされ、労災保険関係成立票による工期は2026年末までとなっています。

計画地の北東には2026年開業予定の心斎橋プロジェクトの姿が見えます。梅田に偏った再開発に日々もやもやしている身としては、心斎橋に新しい再開発案件の種が蒔かれるのは嬉しいのですが、いかんせんあまりにも小規模すぎる…

資材高騰により東京や大阪の再開発も規模縮小や工期の延期などの影響が顕在化しています。本計画は取り急ぎ小規模の開発を進め、将来的には心斎橋の中心地である立地にふさわしい再開発へと昇華するまでの仮りの姿であることを願っています。
建設費高騰の中で、その煽りをもろに受けて規模が小さくなったり、安っぽいデザインになったりするよりは、少し時間をかけた方がいいのかもしれませんね。低層の商業ビルを建てるというのは、それだけ心斎橋の空室率の低さが影響しているのでしょうか。