長堀橋駅の再開発!アルテビル長堀橋跡 21年9月の様子
大阪市中央区の堺筋と長堀通りの交わる交差点から南東。大阪メトロ堺筋線及び長堀鶴見緑地線の「長堀橋駅」から徒歩数秒にそこそこ広いコインパーキングがあります。
かつてここにはアルテビル長堀橋というビルがありましたが10数年前に解体されました。その後オフィスとマンションによる高さ100mを超える複合ビルが建設される予定でしたが、計画は頓挫しました。数年後に敷地の北側をニトリが所有することになるのですが、その間も長きに渡って駐車場として使用され続けています。
所在地としては大阪市中央区島之内となるそのコインパーキングに隣接する南では、大阪厚生信用金庫の新本店ビルが2021年11月完了を目指し建設されています。
敷地面積は約4,000㎡ほどもあり、大阪市内の都心部の駅に隣接するものとしては大変貴重な存在といえます。
周辺には難波や心斎橋という繁華街からも、堺筋本町や本町というオフィス街からも近いという恵まれた立地ゆえにタワーマンションも近年増加しました。
半径1km圏内に心斎橋や堺筋本町。難波の一部も入ってくるこのニトリ所有のアルテビル長堀橋跡ですが、単純にニトリが店舗を出店することになるのでしょうか。
以前のブログでも書いたのですが、ニトリは札幌市内にホテルと美術館を併設した複合店を2023年にオープン予定です。
地元北海道に対する思い入れと、あくまで消費地である大阪とでは温度差があるかとは思いますが、ニトリ単独店の出店となれば大変残念に感じてしまいます。願わくば何かしらの複合店として開発してほしいところです。
長堀橋駅周辺は心斎橋駅からも徒歩7〜8分と大変近い距離に位置していますが、そもそも心斎橋エリアにおける人の流れは南北動線が強く、東西への広がりは限定されています。長堀橋駅周辺へ新たな人の流れを呼び込むとなると、よほど目的意識を持った集客力のある施設しか難しいかと思います。
また大阪市内で新設されるホテルも2025年の大阪・関西万博をひとつの節目として、大量に供給が予定されています。供給過多が叫ばれる中、それでも大阪・関西万博という時流に乗るのであれば、そろそろ具体的な発表もあるかもしれません。
ただ個人的には何かしらの複合施設を期待しながらも、結局数年間はこのままコインパーキングとしての使用が続けられ、その後マンションデベロッパーへ売却されるのではと、手前勝手に想像していますが、はたしてどうなるでしょうか。
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