4/26より一部供用開始!御堂筋道路空間再編による側道廃止!新橋交差点(心斎橋付近)24年4月の様子
大阪のシンボルストリートである御堂筋は現在の本線4車線プラス側道東西各1車線、合計南行き6車線道路を、将来人中心となるフルモール化へ再編することを目指し、まずファーストステップとして、側道歩行者空間化工事が実施されています。そしてこの度新橋交差点から周防町交差点までの約300mの範囲(御堂筋東側のみ)が供用開始されることになりました!
計画地
御堂筋は北の阪急前から難波までの約4kmを南北に貫く南行きの一方通行道路です。将来的には2037年の御堂筋完成100周年には北の淀屋橋付近までをフルモール化することを目標としています。
今回供用される区間は新橋交差点から周防町交差点までの約300m。心斎橋PARCOや大丸心斎橋店という心斎橋の代表的な大型商業施設前ということで、人の流れに大きな影響を与えるのではないでしょうか。
完成イメージ図
上記イメージパースのように、2025年までに東西の側道を歩道化し、車道は本線の南行き4車線のみとなります。歩道幅員は現在の約2.5倍となりますので、人の往来には十分な広さとなります。
そして上記が2037年の将来ビジョンとして本線も完全に歩道化されたイメージパースとなります。両サイドをビルに挟まれた約40m超の広々とした空間が誕生します。ただ個人的には側道廃止までにとどめるべきではないかと思っています。
現地の様子(2024年4月)
4/26より供用される区間の北端となる新橋交差点付近からの様子です。落ち着いた雰囲気のインターロッキング舗装が景観を引き締めてくれています。
歩行者道と自転車道との分離を目視で判別できますが、はたして歩行者と自転車はうまく共存できるのでしょうか?そして今現在でも違法駐輪が目に付きますので、供用後はしっかり毅然とした対処をお願いしたいところです。
PARCO前と異なり大丸前は違法駐輪の車両がありませんでした。たまたまかな?植栽などの細部についてはまだ整備途上ではあります。
大阪市によると供用が開始される4/26の翌日4/27から11/17までの約半年間は「おしゃれな大人の散歩まちトライアル2024」という口にするのを憚れる恥ずかしいイベントが開催されます。拡がった歩道空間を活用して飲食・物販施設、テーブル、椅子等の設置し滞留空間の創出するとのことです。せっかく拡げた空間をわざわざ滞留させるのは本末転倒ではないでしょうか?ここは開放感に溢れストレスなく人が行き交う空間であり、安易にイベントなどを開催する場ではないと考えます。いずれにせよイベント開催時に訪れて、その様子を見てみたいと思います。
今回供用されるのは御堂筋の西側の一部です。西側については整備途上、まだまだこれからといったところです。また東側でも難波交差点から道頓堀北詰交差点までの整備は終えていますが、今回の供用で積み残した周防町交差点から道頓堀北詰については早期の供用が望まれます。
それにしても心斎橋は本当に外国人観光客が溢れていますね。感覚的には外国人と日本人の比率は6:4くらいでしょうか。来年2025年に開催される大阪・関西万博開催時には大阪の賑わいははたしてどうなるのでしょう?今のところ市民生活にそれほど支障は感じませんが、京都はながらくオーバーツーリズムの問題が提起されています。さすがに大阪も対岸の火事ではなくなってくるでしょう。
完全歩道化の良し悪しはさておき、歩行者天国の期間を増やしても良いようには思いますね。そしてもし完全歩道化となった場合は、南行き一方通行の御堂筋に対し、北行き一方通行の堺筋と四つ橋筋はどうなるのか気になりますね
コメントありがとうございます。
心斎橋から難波あたりの外国人観光客の数はもう飽和状態ですので、速やかに本来の機能である歩道として供用してほしいですね。
完全歩道化後の周辺の需要予想とか出てましたっけ?ちょっと記憶がないんですよね。是非目を通してみたい。