すっかり堂島の主役!?住居とホテルの複合高層ビル再開発!(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画 パークタワー大阪堂島浜 25年6月の様子

(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画は大阪市北区堂島浜にある古河大阪ビル本館及び西館を、分譲共同住宅(パークタワー大阪堂島浜)とホテルからなる複合ビルに建替えるプロジェクトです。
計画地

場所は大阪駅や各社の梅田駅から10分から15分ほど南へ下った、四つ橋筋の西側に位置しています。梅田の北東にある茶屋町付近からでも地下街でこのあたりまで繋がっています。

計画地の北には高さ195mの超高層ビルが建設される再開発案件ブリリアタワー堂島と、南の中之島フェスティバルタワーと中之島フェスティバルタワーウエストの高さ約200mにもなるツインタワーに挟まれていることがわかります。200mクラスの狭間で埋没することなく、160mの高さを確保できたのは高層ビル群好きからすると大変意味があり、喜ばしいことです。
計画概要

★事業主/三井不動産レジデンシャル株式会社
★設計者/清水建設株式会社
★所在地/大阪市北区堂島浜二丁目4番1外
★敷地面積/5,755.23㎡
★延べ面積/75,102.00㎡
★階数・高さ/地上40階・161.85m
★主要用途/分譲共同住宅、ホテル、飲食店舗
★工事着手予定/2023年5月下旬
★工事完了予定/2027年5月末

住宅フロアの中間にホテルを挟むという、近接地で進められているONE DOJIMA PROJECTと同じような構成となるようです。
◼️分譲マンション概要(パークタワー大阪堂島浜)
★総戸数/513戸
★間取り/1LDK〜3LDK
◼️ホテル概要
★客室数/220室
★開業時期/2027年春予定
★付帯施設/レストラン、バー、ゲストラウンジ、フィットネスジム
※入居ホテルについては三井ガーデンホテルズの新たなブランドタグラインとして設定される「Stay in the Garden」が本件では採用されるようです。

敷地は上から見ると逆L字となっています。南側の広い敷地に高層棟、北側の狭い敷地に低層棟が配置されます。
完成イメージ

堂島川とライトアップされた阪神高層の橋脚が足元を彩り、洗練されたその姿がより映えます。

やはり一番目を引くのは非対称デザインの頂部です。強く個性を主張し、遠くから見ても一目でわかるアンシンメトリーな頂部の輝きが、自らの矜持を誇示しているようです。

頂部のデザインは水の流れを象徴的に表しているそうです。曲線を用いたデザインの一方を高くすることで上流から下流へと流れる水の動きを表現しており、この動きのイメージは堂島川の流れとシンクロしています。

東からの夕景イメージには本件の後方にブリリアタワー堂島が描かれています。東京建物は名称に堂島のみ、三井不動産レジデンシャルは敢えて大阪を冠して大阪堂島浜。こういう名称ほんまにやめてもらえませんかね。

イメージによると煌びやさを抑えつつ、それでも最低限の品の良さは備えているといったところでしょうか。

高層棟から道路を挟んで南。堂島川沿いに設けられるANNEX棟のイメージです。川の流れと緑に囲まれて四季の移ろいを感じられるステージです。
現地の様子(2025年6月)



約2ヶ月ぶりの現地となります。33階もしくは34階あたりにまで到達しているようです。住居フロアに挟まれた中間にあるホテルフロアに当たりますので、低層部と明確にデザインや色合いが異なっているのが確認できます。


堂島川の東からの眺めです。住居&ホテルという用途が同じなので本計画と何かと比較されがちなブリリアタワー堂島を、すっかり隠すまでに成長しました。



ただ堂島川を下って西側から眺めてみますと、思いの外、ブリリアタワー堂島と距離があるように見えます。まったく容姿が異なるこの二棟の並びも、ビル好きからすると胸が高鳴る光景です。

最後は中之島通と四つ橋筋が交差する渡辺橋南詰交差点からの様子です。ほんの1年前、ブリリアタワー堂島が「見て!見て!」と言わんばかりにその姿をあらわにしていたのが嘘のようです。

ちなみに半年前の様子が上記となります。ここからブリリアタワー堂島を見るといつもドキドキしたんやけどなあ…。パークタワー大阪堂島浜が竣工した暁に、同じ場所に立って見上げた時、ブリリアタワー堂島を見上げたのと同じような高揚感をもたらしてくれるのでしょうか。
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