すべてのテナントが退去?!淀屋橋のオフィスビル 日生伏見町ビル本館&新館建替え計画 25年7月の様子

大阪市中央区伏見町にある日生伏見町ビルの入居しているテナントがすべて退去したもようです。建替えとの噂もあるだけに今後の動きに注目です。
計画地

計画地は大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」から徒歩2分の大変アクセスに優れた立地です。

日生伏見町ビルは1974年竣工の本館と、1980年竣工の新館から構成されています。また敷地面積は本館が約1,900㎡、新館が約1,000㎡と合わせて約2,900㎡ほど。多く見積もっても3,000㎡には足りないと思います。
現地の様子(2025年7月)

約1年ぶりの現地となります。最後まで残っていた本館地下の中華料理店が5月末で退去されたようです。

ビルそのものはまだ出入りはできますので定かではありませんが、これでどうやら本館のすべてのテナントが退去したのではないでしょうか。


新館については2年ほど前から閉鎖されています。


すべてのテナントが退去したとなると、今後は建物解体へと進むのでしょうか。本館・新館ともに2016年にバリューアップ工事が実施されていますので、まだ10年にも満たないことを考慮すると勿体無く感じます。


また少々気になるのはテナント退去時のお知らせに書かれていた「ビル建替え」という文言だけが、削除されていることです。意図的に「ビル建替え」の箇所だけを伏せたことをどのように判断すべきか。

すぐ近くでは大阪ガスによる複合ビル開発が計画を延期するということもありましたので、本件もテナント退去は進んだけれども、建替えについては当初計画より進んでないということでしょうか?
いずれにせよ今に至るまでアナウンスがどこからもなく、建替えの拠り所が件の張り紙のみというところですので、まあ新規再開発となればラッキーくらいに見守りたいと思います。
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