三休橋筋沿いのオフィスビル！もと関西ペイント本社ビル 24年3月の様子

2023年12月、関西ペイントは大阪市中央区今橋から大阪梅田ツインタワーズ・サウス 28階のグローバル本社と大阪市淀川区西宮原の新大阪フロント・オフィスの2拠点に移転しました。もと本社ビルは2024年1月に国内法人１社に売却したとされますが、現在の様子を見てきました。

所在地

もと本社ビルの建つのは大阪メトロ及び京阪の「淀屋橋駅」と同じく大阪メトロ、京阪の「北浜駅」の中間に位置しています。ともに徒歩5分ほどでしょうか。

現地の様子（2024年3月）

地上10階、延床面積7,206㎡のもと本社ビルは2008年竣工とまだまだ若く、外観からは老いを感じません。

人の出入りが失われたエントランスや姿を消した会社のサイン。やはり寂しさは否めません。

本件の西には三休橋筋という北向き一歩通行の道路が走っています。御堂筋や堺筋など名の通った南北道路と比較すると規模では劣るものの、無電柱化や歩道が確保され、栴檀の木の街路樹とガス灯が並ぶその空間は、大阪では唯一無二の品のある雰囲気を醸し出しています。そのような三休橋筋沿いのビルが、テナントが抜けた状態でい続けることはその上質な空間を毀損することにも繋がってしまいます。ビルを購入した法人は不明ですが、願わくば早く入居者を確保し、再びビルにあかりを灯してほしいと思います。