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御堂筋 淀屋橋エリアの再開発を引き継ぐ大阪ガスによる複合ビル再開発! 24年7月の様子

南西からの様子

2022年4月、大阪ガスは大阪ガスビルディング(以下ガスビル)西側のグループ会社所有地での複合ビル開発と大阪ガス都市開発が所有するガスビルのリノベーションを進めると発表しました。2023年1月、大阪府は都市計画都市再生特別地区にこの西用地を追加する方針を示し、容積率の最高限度を1200%と緩和し、高さの最高限度を150mとしました。




計画地

計画地は大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」と「本町駅」のほぼ中間となる大阪市中央区平野町4丁目となります。御堂筋沿い西側にあるガスビルをリノベーション、そしてその西用地に複合ビルが計画されています。

計画概要

新築されるガスビル西館は地上33階高さ約150m。2027年の竣工を予定しています。御堂筋沿いの既存ガスビルはリノベーションとして2031年の竣工予定です。

主用途はオフィスとなりますが、それぞれ1〜2階に商業施設を設けます。両ビルの間にある道路の上空を通路(一部吹抜け)にて結び、一体的な施設として整備されます。

アトリウム空間イメージ

既存のガスビルは御堂筋側から新たなメインエントランスを設け、一部を減築して誕生する開放的なアトリウム空間へと誘います。

南からのイメージ

既存のガスビルは3面(東側・北側・南側)すべてと西側の一部(外観全体面積の約85%)を保存します。また竣工当時の趣きを残す玄関やエレベーターホールをはじめ、建物全体の85%の床面積を保持し、活用します。

南東からのイメージ

新築される西館は外装を緑化し自然環境との調和を図り、低層部はスカイラインやデザインを既存のガスビルと相応するものとします。そして高層部は既存のガスビル外観の特徴である曲線などの特徴を継承し、より一体感を持った施設として生まれ変わります。

現地の様子(2024年7月)

北東からの様子
北西からの様子

2027年頃の竣工を予定しているので、逆算するとそろそろ動きがあるのではないかと、現地訪問してきました。

北西からの様子
西からの様子

えー、まったく何の変化というか兆し的なものすらありません。敷地内にある立体駐車場も元気に稼働しています。

南東からの様子
南からの様子

本件と同じ淀屋橋エリアのプロジェクトである淀屋橋駅東地区都市再生事業が高さ、規模的には近いとは思いますが、そちらは着手から竣工まで3年と数ヶ月を要しています。もちろん単純比較できるものではありませんが、さすがに今夏から秋頃には建築計画のお知らせの掲示等、目に見える形での計画の進行が公になってくるのではないでしょうか。

東からの様子

新ビル完成から遅れること約4年の2031年完成を予定し、リノベーションされる国の有形登録文化財に登録されているガスビルを御堂筋から眺めた様子です。新ビルの完成後、こちらから大阪ガスグループ本社機能を新ビルに移転・集約した後に、リノベーションに着手するということかと思われます。

完成イメージとの比較

北東からのイメージ
北東からの様子

左端に描かれているのは2020年に竣工した地上25階・高さ116.35mのオービック御堂筋ビルです。高さととしてこちらのビルよりも30mほど高くなります。

南東からのイメージ
南東からの様子

厳密には御堂筋沿いというわけではありませんが、既存のガスビルの後ろに控え、将来的にも視認性を確保された150mのビルの誕生は、御堂筋の新時代の到来を感じさせるには十分な存在感となりそうです。

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2件のフィードバック

  1. さんたん より:

    計画変更して、上部にペニンシュラかラッフルズか高級ホテルを誘致して、もっと高層化出来ないですかねぇ。出来ないか。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      おそらく高さも148とか御多分に洩れず150をギリギリ切るのではないかと予想してます。ホテルは…ないやろなあ。

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