google-site-verification: google0351ab5881654535.html

着工時期が延期!御堂筋 淀屋橋エリアの大阪ガスによる複合ビル再開発! 25年3月の様子

北東からの様子

2022年4月、大阪ガスは大阪ガスビルディング(以下ガスビル)西側のグループ会社所有地での複合ビル開発と大阪ガス都市開発が所有するガスビルのリノベーションを進めると発表しました。

しかし2025年3月、昨今の建設資材高騰の状況を勘案し、対応策を検討するため着工時期を延期することとなってしまいました。個人的に一番楽しみにしていた案件だけに虚脱感に苛まれています。




計画地

計画地は大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」と「本町駅」のほぼ中間となる大阪市中央区平野町4丁目となります。御堂筋沿い西側にあるガスビルをリノベーション、そしてその西用地に複合ビルが計画されています。

当初計画概要

新築されるガスビル西館は地上33階高さ約150m。2027年の竣工を予定しています。御堂筋沿いの既存ガスビルはリノベーションとして2031年の竣工予定です。

主用途はオフィスとなりますが、それぞれ1〜2階に商業施設を設けます。両ビルの間にある道路の上空を通路(一部吹抜け)にて結び、一体的な施設として整備されます。

南東からのイメージ
北東からのイメージ

2023年1月、大阪府は都市計画都市再生特別地区にこの西用地を追加する方針を示し、容積率の最高限度を1200%と緩和し、高さの最高限度を150mとしました。

アトリウム空間イメージ

既存のガスビルは御堂筋側から新たなメインエントランスを設け、一部を減築して誕生する開放的なアトリウム空間へと誘います。

南からのイメージ

既存のガスビルは3面(東側・北側・南側)すべてと西側の一部(外観全体面積の約85%)を保存します。また竣工当時の趣きを残す玄関やエレベーターホールをはじめ、建物全体の85%の床面積を保持し、活用します。

南東からのイメージ

新築される西館は外装を緑化し自然環境との調和を図り、低層部はスカイラインやデザインを既存のガスビルと相応するものとします。そして高層部は既存のガスビル外観の特徴である曲線などの特徴を継承し、より一体感を持った施設として生まれ変わります。

現地の様子(2025年3月)

北東からの様子

御堂筋から見る現在のガスビルの様子です。国の有形登録文化財に登録されているだけに、御堂筋に建ち並ぶビルの中でも圧倒的な存在感です。

南東からの様子

リノベーションの完成は2031年とされています。新ビルの完成後、こちらから大阪ガスグループ本社機能を新ビルに移転・集約した後に、リノベーションに着手する予定でしたが、こちらも後ろに延びてしまうのでしょうか。

北西からの様子

150mの高層ビルが計画されていた西敷地の様子です。何も変わらず駐車場(セレパーク平野町)は稼働中です。

西からの様子

計画が明らかになってから何度も何度も足繁く通いました。特に着工されるであろうとされていた2024年は、週に数回何か変化がないものか訪れていました。

西からの様子

それだけに今回の延期発表はただただ残念でなりません。

南東からの様子

今回の延期の要因としては建設資材高騰とされています。東京の再開発でもよく聞きますね。いずれ大阪にも同様の負の流れが来るだろうなと覚悟はしていましたが、自分が一番期待していた再開発案件だけに残念です。せめて延期だけにとどめていただき、計画の縮小などがないことを願っています。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です