2025年に大人の街となる再開発!淀屋橋駅西地区市街地再開発事業 22年5月の様子
淀屋橋駅西地区市街地再開発組合は地権者、参加組合員として大和ハウス工業、住友商事、関電不動産が参画し、大阪市中央区北浜にオフィス、店舗、駐車場からなる地上28階・高さ約135mの高層ビルを建設します。
計画概要
★敷地面積/約7,200㎡
★延べ面積/約131,800㎡
★主要用途/事務所、店舗、駐車場等
★階数・高さ/地上28階・約135m
★工事完了予定/2025年
計画地
計画地である淀屋橋は大阪を代表するオフィス街ですが、上記のように梅田や中之島と比較すると高層ビルの少ないエリアではあります。
計画地の東に大阪市内を南北に貫く御堂筋。そして計画地の北には土佐堀通りが東西に走っています。「淀屋橋駅」は大阪メトロ御堂筋線「梅田駅」から一駅。京阪電車の始発駅となるので、ゆっくり座って京都方面まで一本で行けます。
完成イメージ図
高さ50mの基壇部最上階である地上11階には、一般利用も可能な庭園やカフェラウンジなどの眺望空間が整備されます。
本計画と御堂筋越しに向かい合う淀屋橋駅東地区都市再生事業とは、ツインタワーのような形となります。
1〜2階の低層部には御堂筋の玄関口にふさわしい商業店舗が導入されます。2階からは御堂筋を少し高い視点から望むことができるので、落ち着いた雰囲気の飲食店舗が入居するのではないでしょうか。また歩行者空間と一体となった風格ある街並みと上質な賑わい空間を創出します。
現地の様子(2022年2月)
既存建物の解体が進み随分と低くなりました。あらゆる角度から今まで見えてなかった周囲のビルが見えるようになりました。それでもまだ解体に時間は要しそうですが、建て替えられる新しいビルの工事に着手するのは年末頃でしょうか?
※二日間にわたって現地を訪れた際の写真です。
近隣の商業施設(淀屋橋odona)
計画地の南、本計画と同じく御堂筋沿いとなる立地に三井住友海上淀屋橋ビル(A棟)と淀屋橋三井ビルディング(B棟)という見た目はほぼ1棟のビルが建っています。このビルの低層階(B1階〜2階)には三井不動産がプロデュースした淀屋橋odona(床面積約4,700㎡)という商業施設が入居しています。
オフィシャルサイトには「ビジネスとショッピング 昼の街と夜の街をつなぐ」とあり、ビジネス街にある商業施設らしく大人のテイストに溢れたセレクトショップやファッション雑貨、飲食店など約40店舗弱で構成されています。
淀屋橋というエリアは徐々にタワーマンションも増え、住む人も増えているとはいえ、まだまだオフィス街な側面が強く、休みの日にわざわざ電車に乗って梅田や難波と同様に「淀屋橋行くで!」となるような街ではありません。そのような立地において2008年に開業した淀屋橋odonaはよく頑張っているな(偉そうにすいません)という印象です。
実際オフィスワーカーの減る休日は、ビル周辺を歩いてみても静かなものです。しかしながら淀屋橋駅西地区市街地再開発事業の対象となる特定の利用者層は、淀屋橋odonaと同様にこの周囲で働くような大人たちとなると予測され、淀屋橋エリアで孤軍奮闘してきた淀屋橋odonaにとってはライバル施設というよりは、力強い援軍となり得るのではないでしょうか。
また本計画とツインビル的な立ち位置となる淀屋橋エリア東地区都市再生事業にも低層部には商業施設が入居しますので、2025年の完成後に形成される街のイメージとしては、西梅田あたりをさらにさらに濃くした20代後半から40代あたりのホワイトカラーの大人が集う街という、今まで大阪にはなかった、かなり特定の層に絞ったポジションを見出し発展するのではないかと期待しています。
東地区同様になかなか建築計画のお知らせが掲示されませんね。これが普通なのでしょうか。
コメントありがとうございます。
現場によって随分異なりますね。
どいうう基準なのかよくわかりません?