吹田市、摂津市にまたがる健都の再開発!(仮称)ニプロ 健都イノベーションパーク施設新築工事 22年4月の様子
(仮称)ニプロ健都イノベーションパーク施設新築工事は北大阪健康医療都市(健都)内に所在する健都イノベーションパークにおいて、医療機器・医薬品製造のニプロにより新設されるオフィスビルです。
計画概要
★所在地/摂津市千里丘新町200-16他
★敷地面積/15,839.78㎡
★延床面積/46,153.52㎡
★階数・高さ/地上12階・59.20m
★開業予定/2022年11月末
健都に医療関係企業の集積を目指す中で、これほどの敷地、規模のものを1社で賄うのはニプロのみとなります。
2棟に見えますが1階から2階もしくは3階までの基壇部は繋がっているようです。上記の2種類の完成イメージがありますが、どちらになるのでしょうか。
計画地
計画地となる健都イノベーションパークは吹田市と摂津市にまたがり、最寄駅となるJR「岸辺駅」からは長い長いデッキで繋がっています。岸辺駅は大阪駅から約10分足らず。新大阪駅からですと7分程で着きますので、大変アクセスに恵まれた立地です。
健都とはJRの吹田操車場跡地へ2019年国立循環器病センターが移転することを契機に開発された新しい街です。健康・医療のまちづくりというコンセプトのもと、同施設を中心とした国際級の医療クラスター実現に産学官民が連携して取り組み、既に国立循環器病センター、市立吹田病院、ホテルと商業施設からなるVIERRA岸辺健都などが開業しています。
健都イノベーションパークは健都の敷地の中では北に位置し、隣接地では今後JR西日本不動産開発のビルが開業し、今後はエア・ウォーターのオフィス・研究施設の進出も確定している区画となります。
現地の様子(2022年4月)
現在は鉄骨は基壇部を超え4〜5階あたり構築中でしょうか。細長く見えますが延床面積も46,000㎡となると大変重量感を感じさせます。
進出確定時の発表によるとニプロは研究・開発機能だけでなく大阪市北区から本社・本部機能も全面的に移転してくるようです。
最後はもう一度駅から近い南からの眺めです。ちょうど駅や循環器病センター方面からの人々を迎える南側に、ウェルカム感のあるようにオープンスペースが確保されます。ウェルカムた堂々とした拠点ビルとなりそうです。
健都全体で見ると北側ではまだまだ未利用地が残っています。国立循環器病センター、市立吹田市民病院といった公の機関は進出済ですので、今後は本件に続く民間の医療関係企業の進出が待たれます。
ただこのようなクラスター型の開発を見ていつも思うのは、従事される方々は働く事以外で大変不便ではないかと感じてしまいます。このあたりも周囲にコンビニや飲食店すらない環境はあまりにも不便、息苦しいのではないでしょうか。企業誘致する側が利便施設用の敷地を用意しておくべきのような気もします。また健都は新しい街としてマンションも周囲に建つ環境ですので、そのような施設はそれなりに需要はあると思うのですが…。予定はないんかな?
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