2024年完成予定!枚方のアツい再開発!枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業第3工区 22年11月の様子
枚方市駅周辺第一種市街地再開発事業の第3工区は、京阪グループが区分所有した駅東側において、駅と一体となる商業、オフィス、ホテル、住宅、行政等の機能を備えた複合施設を整備します。
計画地
枚方市は大阪と京都の中間に位置し、人口は39万人を誇る中核市です。この数は大阪府内では大阪市、堺市、東大阪市、豊中市に次ぐ規模となります。また京阪の「枚方市駅」は一日の乗降客数が96,604人(2019年)と、京阪電鉄の駅では「京橋駅」「淀屋橋駅」に次ぐ第3位ですが、他社との乗換えのない関西圏の郊外駅としては、立派な数字かと思います。
枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業の第3工区はその「枚方市駅」の東に位置し、京都方面への本線と交野方面への交野線に挟まれたデルタ地帯の全域となります。
計画概要
★所在地/枚方市岡東町2番6の一部外
★敷地面積/22,266.90㎡
★延床面積/約95,300㎡
★「高層棟」階数・高さ/地上29階・126.65m
★「住宅棟」階数・高さ/地上26階・約109m
★主用途/店舗、事務所、ホテル、住宅、駐車場
★工事完了予定/2024年3月末日
各種資料によって若干数字が異なっています。オフィスやホテル、店舗が入居する「高層棟」と住宅からなる「住宅棟」という2棟の高層ビルが建設され、さらにおそらくオフィス棟となる10階建の「低層棟」も建てられるとあります。これは独立した3棟というよりは共通の基壇部(低層棟)があり、そこから各々が生えているようです。
完成イメージ図
一番目立つガラスカーテンウォールのビルがオフィス&ホテル棟となり、足元には駐車場棟と低層棟が描かれています。
そしてそのオフィス&ホテル棟と、いかにもタワーマンションという外観の対照的な2棟が並び建つことになります。
枚方のランドマークとなることを十分に理解した上で、あらゆる角度からの視点を意識されています。
カンデオホテルズ
高層棟の目玉となるのが19〜26階に入居するカンデオホテルズです。客室数139室に加え、宴会場、レストランを併設。デザイン性にも拘り、地元とともに光り輝くランドマークとなるホテルを目指します。
そして一番話題となりそうなのが高さ約120mの最上階に設けられる露天風呂付きの天空のスカイスパでしょう。カンデオホテルズは大阪市内でも同様の温浴施設をホテル最上階に設けます。都会のど真ん中と郊外それぞれに見える景色が異なりますが、ともに絶景を見ながら心身ともにリフレッシュできそうです。
現地の様子(2022年11月)
ほぼ5ヶ月ぶりの現地となりますが、枚方のランドマークとなるであろうオフィス&ホテル棟の鉄骨が随分と高さを増しています。
また商業施設などで構成される基壇部となる敷地西側では、平面駐車場が閉鎖されました。今後京阪「枚方市駅」と繋がる地上4階建の低層基壇部が姿を見せることとなります。
計画地の東を流れる天野川付近からの様子です。オフィス&ホテル棟とツインビルとなる住宅棟も徐々に質量感を増しています。
天津橋から天野川の河川敷をちょっとだけ入った辺りからの眺めです。オフィス&ホテル棟やタワーマンション棟などはまだ姿を見せるまで時間を要しそうです。一番手前には
またこれらの施設に先立ち、敷地北側の立体駐車場棟は早くも営業を開始していました。また駐車場棟の東を走る道路は、現在行き止まりとなっていますが、将来的には京阪本線の高架下をくぐって駅の北側と繋がる区画道路として整備されます。
それにしても駐車場棟だけでも十分に圧を感じる規模の建物となっています。
最後はもう一度京阪「枚方市駅」のホームからの眺めです。それにしても大阪の郊外都市に過ぎない枚方市駅周辺の発展は凄まじいものがあります。沿線に大学も多く、また駅の南側でも再整備の動きがありますので、今後ますます若い世代も集う活気のある街に変貌していくのでないでしょうか。
最後はその枚方T-SITEの様子です。この商業施設の誕生は、枚方市のイメージを一気に向上させました。訪れた平日午前中でも適度な賑わいを感じましたし、昼以降については近隣の学生さんらしき人も多く見受けられます。今回の第3工区には約23,500㎡もの商業床が設けられることで、街がさらに広がり、回遊性、利便性も向上し、北河内地域の盟主としての地位は揺るぎないものとなりそうです。
最近のコメント