高層ビルの街「北浜」に新たな高層ビル！高麗橋一丁目特定街区 23年10月の様子

大阪市は大阪市中央区高麗橋一丁目にある三井住友銀行中央支店ビルの街区を、大阪都市計画特定街区としてた計画書（原案）を公表しました。

計画地

計画地の西に大阪市内を南北に貫く堺筋が走っています。そしてのその下に大阪メトロ堺筋線が走り、「北浜駅」から本計画までは改札抜けてからですと数分といったところです。

計画概要

敷地面積は約3,000㎡ほどですが、西半分の古いビルは大阪市の指定有形文化財に指定されており、こちらはそのまま保存され、敷地の東半分に高層ビルが建設されることになるようです。

現在ではどのような用途となるのかは不明ですが、特定街区の決定にあたり「歴史的建築物の保存・活用及び業務・交流機能の集積を図るとともに、良好な環境と健全な形態を有する建築物の建築及び有効な空地を確保する」とあります。ただのタワーマンションにしては重々しく感じますが、はたしてどのような用途のビルとなりますでしょうか？

現地の様子（2023年10月）

堺筋からの眺めです。1936年に三井銀行の大阪支店として建設され、今でも三井住友銀行大阪中央支店としてバリバリの現役支店ビルです。いかにも戦前の銀行ビルといった趣を感じさせます。

ちなみに本ビルの正面、堺筋の先にあるのは1927年建築の野村高麗橋ビルディングです。このあたりは近代建築が多く、上質な雰囲気に溢れています。

そして1967年に東側にビルを増設連結しています。今回こちらの増設されたビルが解体され、新たに高層ビルが建設されるようです。

旧ビルと新ビルの連結部付近の様子です。このあたりからバッサリするのでしょうか？

北浜の高層ビル

北浜付近にはすでに多くの高層ビルが建ち、ビル群を形成しています。そして本計画の敷地の南には大阪の都心部では最高峰となるThe Kitahamaがそびえています。

本計画は最高限度として150mとなっていますが、150m確定というわけではありません。それでも北浜の高層ビル群に新たな高層ビルが加わることで景観に与えるインパクトは絶大です。