USJ近接地に延べ面積10万㎡超のホテルが進出!2028年開業か?!(仮称)OSAKA SAKURAJIMA RESORT 23年12月の様子
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の南側に位置し、2005年に開業したアルカンシエリベルテ大阪は土地所有者との定期賃貸借地契約の期間満了に伴い、2021年7月31日に閉館しました。その後鹿島建設が(仮称)OSAKA SAKURAJIMA RESORT というプロジェクト名で土壌対策工事を実施していましたが、このほどついに延床面積10万㎡を超えるホテルの進出が明らかになりました!
計画地
計画地は大阪を代表する観光地であるUSJの最寄駅であるJR桜島線の「ユニバーサルシティ駅」から徒歩5〜6分といったところでしょうか。
計画概要
★敷地面積/17,246.12㎡
★延べ面積/100,032.99㎡
★階数・高さ/地上14階・59.98m
★工事着手予定/2024年7月
★工事完了予定/2027年10月
西立面図によると基壇部から別棟となる2棟で構成されるということでしょうか。上部は渡り廊下のようなもので結ばれるようです。
西からの立面図からおそらくこうであろうと推察し、配置図に落とし込んでみました。あくまで私個人によるもので間違えていたらごめんなさい。
現地の様子(2023年12月の様子)
現在計画地内では土壌対策工事が行われています。
労災保険関係成立票による工期は2024年6月30日となっています。土壌対策工事が終わり次第、間をおかずに本件工事に着手するようです。
敷地面積は約1.7haほどもありますが、見ての通りなかなか高低差のある敷地となっています。
現在USJ付近のホテル多くのホテルが営業していますが、その中でも2019年に開業した「リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が延べ面積60,395㎡、客室数760室と最大規模のホテルとなっています。
本件はそれを上回る延べ面積10万㎡を超えるという圧倒的な大きさとなります。もちろん駐車場棟を差し引かねばなりませんが、おそらく客室数も1000室近くにはなるのではないでしょうか。事業者からの正式な発表が待たれます。
隣接する安治川護岸親水空間の様子(2023年12月)
ところで計画地に隣接する安治川護岸は歩道が整備されているのですが、こちらは「此花西部臨港緑地エリア水辺賑わいづくり事業」として公募型プローポーザルにより、2023年3月に合同会社桜島開発が事業予定者に決定しています。
その提案内容には特徴的なデッキやテラスによりビューポイントを設け、水辺空間全体が魅力的に感じられる照明を演出するとあります。そして潤いが感じられる緑地や滞留場所となるベンチを設け、眺望を見ながら「自由に」憩い寛げる空間を創り出すとしています。またそのイメージには朧げな姿で(仮称)OSAKA SAKURAJIMA RESORTも描かれています。
正面に見える安治川に突き出た構造物はユニバーサルシティポートという船着場です。対岸の海遊館と結ばれており、2025年に開催される大阪・関西万博では会場となる夢洲とも航路が結ばれることとなります。それまでにはもう少しきれいにしてほしいのですが・・・。
それにしても人がいません・・・。確かにこの日は平日の午前中ということで人がいないのも頷けます。ただこれまでも何回か伺っていますが、本当に一人いません!もしかしたら夜はいるのかもしれませんが、とにかく昼は人いません!USJとは直線で200mしか離れていませんので、常にパーク内からの歓声がこちらまで届いてくるのが、より寂しさを増幅させています。
ホテル開発と安治川護岸親水空間整備は同事業者ということになりますので、2028年に予定されている開業も、ほぼほぼ同じタイミングとなるのではないでしょうか。雑草に覆われ、くたびれた感しかないこの地が、多くの人が景観を楽しむ場へと早く生まれ変わることを願っています。
鹿島建設は沖縄でヒルトンと組んでリゾートホテルを建設していたことから、ヒルトン系ブランドになる可能性はありますね
コメントありがとうございます。
そうなると梅田、大阪城、USJと大阪の主要箇所に進出していくことになりますね。難波にも欲しいなあ。