四つ橋筋沿いで2棟のビルを解体!一体化されて建替え?辰巳ビル&もとNTN本社ビル解体工事 24年1月の様子
辰巳興業は大阪市西区京町堀にある本社ビルを建替えるとし、このほど解体工事に向けてビルの閉鎖、仮囲いが始まりました。隣接するもとNTN本社ビルについても、敷地・建物ともに既に2023年に取得しており、この2棟を併せて解体するようです。
計画地
大阪メトロ四つ橋線「本町駅」と「肥後橋駅」の中間あたりに位置しています。計画地の西に大阪市内を南から北へ一方通行5車線の四つ橋筋が走っています。
敷地の南に辰巳ビル。そして北側にもとNTN本社ビルが建っています。辰巳ビルの竣工が1965年、そしてもとNTN本社ビルの竣工が1964年と、ともに仲良く60年近く寄り添ってきました。
辰巳ビルの様子(2024年1月)
辰巳ビルの敷地面積は約650㎡ほどでしょうか。四つ橋筋沿いのビルは高さがあまりなく、またあまり際立った特徴を持つものがありません。辰巳ビルも今回の建替え発表を報に触れた際も、すぐには外観を思い出せませんでした。
足元では早くも仮囲いが始まっています。今年の12月までには解体を終える予定のようです。
もとNTN本社ビルの様子(2024年1月)
もとNTN本社ビルの敷地面積は969.35㎡。2021年にNTNから辰巳興業が所得しましたが、その後もNTN本社として使用されていました。しかし2023年夏にビルの老朽化を理由にNTNが本社を中之島のダイビル本館に移していました。
解体工事をまとめて実施するようなので、こちらも今年の年末前後の工程になるのではないでしょうか。
最後は四つ橋筋からみた肩を並べる2棟の様子です。建設ニュースによると辰巳興業が辰巳ビルを建替えるという発表ですので、2棟まとめ1棟となるのか、今までのように2棟建てるのか良くわかりません。個人的には仲良く60年近く連れ添った2棟が1棟となり、四つ橋筋のランドマークとなる存在へと生まれ変わるというストーリーが1番ドラマチックなのですが・・・。
ちなみにこの2棟の裏手となる東側は小規模なオフィスビルや雑居ビル、マンション、タワー式駐車場などが連なっています。残念ながらこれらの敷地は、本件2棟と一体化されることはなさそうですね。
一体化されれば、敷地面積的には十分に100mを超えるビルが建設出来そうなので、そうなってほしいところですね。