既存建物の解体工事に着手!梅田に新たな再開発か!阪急東ビル建替計画 24年6月の様子
かねてより入居テナントの退去が進み、その際に建替えの旨を伝える案内などがあった大阪市北区角田町にある東阪急ビルの解体工事が始まりました。
計画地
ビルの位置する角田町は若者が集う大型のファッションビルがあると思えば、すぐ近くに年配の利用者の多いボートレースの場外発売場などもあり、また多種多様なテナントが入居している雑居ビルも多く、いわゆる歓楽街、雑多な空気が混雑しています。
俯瞰すると梅田の高層ビルとその外側にある無数の小さなビルとの結節点あたりに位置しています。
現地の様子(2024年6月)
1966年の竣工となかなか年季の入ったビルです。敷地面積は約1,400㎡ほどあります。
労災保険関係成立票によると阪急電鉄が注文者となり、2025年10月頃までに既存建物の解体を終えるようです。
敷地の北側には隣接して2棟のビルがありますが、その先には阪急電鉄と同グループが所有する阪急ファイブアネックスビルがあります。これらの敷地全てを一体化すると約3,000㎡にもなりますので、なんとかまとめて一体開発できないものかと単純に考えてしまいますね。
それにしても波を打ったり緩やかなアールだったり、船首だったりと不整形な敷地を上手く活用したなかなか個性的なビルです。
阪急電鉄は先日紹介した大阪市北区曽根崎 2 丁目所在の梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの共同建替え計画においても既存建物の解体工事がまもなく着手されます。
またグループの命運を担うであろう巨大プロジェクト、芝田1丁目計画も抱えている阪急阪神ホールディングスからすると、本計画はそれほど優先度は高くないのかもしれません。ただ当該敷地は阪急の庭とも言えるエリアの再開発ですので、明白な意図を持った内容になると期待しています。
集約化したりしない限りはあまり広くもなく、不整形な土地なのでどういう感じになるのか読めませんね。
コメントありがとうございます。
ここが一体化されるとごちゃごちゃ感が一掃されますね。それが良いのか悪いのかはさておき。