まもなく既存建物の解体工事終了!跡地は中規模オフィスビルへ!(仮称)阪急東ビル建替計画 25年7月の様子

大阪市北区角田町にある東阪急ビルの解体工事が進んでいます。解体後は2027年11月下旬の工事完了を目指し新たなオフィスビルに建替えられる予定です。
計画概要

★建築主/阪急電鉄
★設計者/アール・アイ・エー
★敷地面積/1,534.75㎡
★延べ面積/13,900㎡
★階数・高さ/地上10階 塔屋1階 地下2階・44.40m
★工事着手予定/2025年9月初旬
★工事完了予定/2027年11月下旬
計画地

ビルの位置する角田町は若者が集う大型のファッションビルがあると思えば、すぐ近くに年配の利用者の多いボートレースの場外発売場などもあり、また多種多様なテナントが入居している雑居ビルも多く、いわゆる歓楽街、雑多な空気が混雑しています。
現地の様子(2025年7月)

約1年ぶりの現地となります。1966年竣工の旧ビルは波を打ったり緩やかなアールだったり、船首だったりと不整形な敷地を上手く活用したなかなか個性的な外観のビルでしたが、その姿はすっかり消えていました。

建築計画のお知らせに描かれた配置図によると、新ビルもその不整形な敷地のにより、上から見ると一角が欠けたやや歪な三角形のような形状となるようです。

梅田のランドマークのひとつでもある赤い観覧車が後方に見えています。最近この観覧車は利用率などはどうなんでしょうね?梅田全体がグラングリーンに話題を持っていかれているようで、他のエリア、施設は影が薄くなっているような気がします。

本計画は中規模オフィスビルとはいえ延べ面積が約14,000㎡を誇ります。梅田の旺盛なオフィス需要の受け皿となるのか、逆に供給過多の煽りを受けるのか?個人的には中規模というフットワークの軽さゆえに、網の目から溢れた層を拾い上げることができるのではと期待しています。

阪急電鉄は本計画から直線で400mほど離れた大阪市北区曽根崎 2 丁目の梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの共同建替え計画も控えています。
両計画とも阪急グループの命運を担うであろう芝田1丁目計画という巨大プロジェクトの影にどうしても隠れてしまいますが、健気に身の丈にあった花を咲かせてもらいたいものです。
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