南港のホテル計画!建築計画のお知らせ掲示! コスモスクエア駅前プロジェクト 25年12月の様子

大阪市と大阪港トランスポートシステムは、両者が所有する咲洲コスモスクエア地区の複数区画の土地を複合一体開発する事業者を公募、2018年1月に事業者としてアーク不動産を選定しました。複数区画の中で一番の目玉となる「コスモスクエア駅前 」南の敷地において、このほどついに建築計画のお知らせが掲示されました!長かったー。
計画地

計画地の咲洲コスモスクエア地区は大阪市の西、湾岸エリアにある人工島である咲洲の北部に位置します。

最寄駅となる大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」は「本町駅」からですと15分。「梅田駅」からですと乗り換えありで25分ほど要します。また大阪・関西万博の最寄駅である「夢洲駅」のお隣の駅となります。
計画概要(仮称)コスモスクエア駅前プロジェクト

★建築主/エスコン、アーク不動産
★設計者/IAO竹田設計
★敷地の位置/大阪市住之江区南港北一丁目43-4番、43-5番
★敷地面積/3,430.05㎡
★延べ面積/31,776.08㎡
★主要用途/共同住宅、ホテル、店舗
★階数・高さ/地上18階・高さ59.82m
★工事着手予定/2026年8月上旬
★工事完了予定/2030年3月下旬
当初計画概要

事業コンペの際に提案された内容はホテルと店舗からなる地上22階の高層ビルとされていました。当初のイメージ図には高さ約80mほどのの高層ビルが描かれ、総客室数600室となるホテルは2025年度工事着手、2027年度工事完了が予定されていました。随分と小ぶりになってしまいましたね。
現地の様子(2025年12月)

大阪メトロ「コスモスクエア駅」の南に位置する駐車場が本計画の対象地です。計画が明らかとなってから約7年。その時から工事着手は2025年度とされていたので(それでも数ヶ月延びてますが)、焦ってもしかたがないと思いつつやはりこの間は長く感じました。

計画地の東に建つのは南港一の高さを誇るタワーマンションであるローレルスクエア大阪ベイタワー(地上32階・高さ106.057m)です。

西側には大阪出入国在留管理局があります。そのため「コスモスクエア駅」周辺には外国人らしき方々をよくお見かけします。

それにしても随分待たされた結果、用途は総戸数600室のホテルから住居とホテルの複合へ変更し、高さも縮小となかなか期待を裏切ってくれますねえ。

最後はもう一度「コスモスクエア駅」付近からの様子です。大阪府咲洲庁舎(地上55階・高さ256m)が後方に見えています。高さこそ正義!というつもりはありませんが、高層ビルが林立する南港を夢見たこともあった身からすると、平凡なビルの開発となったは残念です。
また今後IRや大阪・関西万博跡地開発が一駅先の夢洲で控えており、それらのにぎわいが周辺へ波及されることが予想される中でこの内容は二重で残念ですねー。

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