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再度マーケットサウンディング実施!大阪公立大学森之宮キャンパスに隣接する大阪城東部地区1.5期開発! 23年6月の様子

南東からの眺め

大阪城東部地区の森之宮北地区では、2025年秋の開所に向け大阪公立大学森之宮キャンパス(1期)の整備を進めており、続く2028年春をめざすOsaka Metroの新駅(以下「新駅」という。)とともに森之宮キャンパス用地の一部(A地区(1.5期))、Osaka Metro用地(B地区)、大阪市用地(C地区)、第二寝屋川沿いなどの歩行者空間の一体的な開発(以下「1.5期開発」という。)を進め、学術、観光等の機能集積及び大阪城・周辺エリアの回遊性向上を図ることとしております。

今回1.5期開発での事業者公募を行う場合の条件整備などを目指し、民間事業者の自由な発想に基づく幅広い提案等を募集して、今後の1.5期開発の実現に向けた検討に活用することを目的としたマーケットサウンディングを実施します。




対象エリア

位置図

計画地は梅田(大阪駅)からですとJR環状線で10分ほどの森ノ宮駅及び大阪城公園駅が最寄駅となります。大阪城公園駅からですと直線距離で300mほど東に位置していますが、現在は少々迂回を余儀なくされ、10分ほど掛かってしまいます。

配置図

今回のマーケットサウンディングはA地区の一部とB地区、C地区、そして第二寝屋川沿いの歩行者空間が対象となります。実は2021年度にもマーケットサウンディングは実習されていますが、前回はA地区の一部(1.5期)の開発を主眼においたものであり、B地区やC地区についての提案は必須ではありませんでした(A地区単独もしくはA地区と他地区を組み合わせたもの)。各地区を組み合わせた開発の可能性を調査するため、組み合わせ提案も可能と言うことでしたが、今回のマーケットサウンディング はこれらの対象地すべにおいて提案が課せられているようです。




A地区(敷地面積約4,200㎡)の様子(2023年6月)

位置図

A地区は大阪公立大学の新棟と歩行者デッキで繋がれ、ほぼ大学の一部と言っても良いと思います。

東からの眺め(2023年3月)

上記の俯瞰した写真だけは、2023年3月のものとなります。敷地の赤◯あたりが今回の対象地域となります。その他の敷地は大阪城東部地区森之宮北地区の第1期開発として大阪公立大学森ノ宮キャンパス(2025年秋開学予定)が整備されます。

西からの眺め
西からの眺め

大阪公立大学の新キャンパス工事の喧騒を横にして、ここだけはポツンと手付かずで残されています。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求める内容

大阪公立大学の1.5期キャンパスと位置付けされており、産学連携、民間活力導入による情報学研究科を配置を想定しています。周辺地区と連携し、都市シンクタンク機能や技術インキュベーション機能のさらなる充実を図ります。




B地区(敷地面積約20,000㎡)の様子(2023年6月)

位置図

今回の3敷地の中では一番広い約20,000㎡を有するB地区はA地区の正面、大阪公立大学予定地とは道路を隔てて向かい合う形となります。また2028年春開業予定の大阪メトロの新駅に近接し、大阪公立大学の中間に位置することから、幅広い機能の施設が進出可能ではないでしょうか。

東からの眺め
南東からの眺め
北東からの眺め
東からの眺め

2020年度から始まった解体工事は2022年度には終え、敷地の一部は暫定利用が可能な状態となっています。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求める内容

新駅を中心としたアクセス向上、周辺地域のポテンシャル向上を活かした大阪城公園の観光インパクトを活用したにぎわい創出に加え、国際色ある業務・商業・宿泊・居住などの多様な交流・連携機能等と大阪公立大学との連携によるイノベーション誘発を目指します。これらに伴い土地の高度利用を図りることから、必要に応じて容積率緩和を前提とした提案も可能となっています。




C地区(敷地面積約12,200㎡)の様子(2023年6月)

位置図

今回の3敷地の中では一番北に位置しています。後ほど紹介する第二寝屋川の歩行者空間が整備されるとJR「大阪城公園駅」からは徒歩数分という立地となり、またB敷地同様に大阪メトロの新駅とも隣接することになります。

北東からの眺め
東からの眺め

2022年より実施されていた、もと森之宮ごみ焼却工場の建物解体ですが、もう建物本体の姿はなく、瓦礫の山しか見えません。

東からの眺め
東からの眺め
南東からの眺め
労災保険関係成立票

現在の解体撤去工事は2023年秋までの工程にて実施されています。また当地は2025年大阪・関西万博の開催期間中に空飛ぶクルマの暫定ポートの候補地とされています。もしそのまま暫定ポートとして活用された場合、万博開催終了後の2025年12月を目処に原状復旧される予定です。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求める内容

東西軸の交通拠点、大阪城とうぶちくの拠点形成に相応しいシンボルとなる次世代型駅前空間として整備します。バスやタクシー等といった従来型の駅前機能に加え、次世代型交通結節点として多様なモビリティの導入を図ります。




水辺の歩行者空間整備予定地の様子(2023年6月)

東からの眺め
北東からの眺め
東からの眺め

C地区の北、第二寝屋川に沿って歩行者空間が整備されます。整備後はJR「大阪城公園駅」から大阪公立大学へのアクセスが大幅に改善されることとなります。また大阪公立大学の周辺にはUR都市機構の団地群などもあり、そちらに住む方にも歓迎されるのではないでしょうか。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求める内容

大阪メトの新駅とは1階レベルで繋がることとなり、河川空間を活用した、にぎわいのある歩行者空間の整備が求められます。

前回のマーケットサウンディング

俯瞰した様子

前回2021年のマーケットサウンディングでは11社もの事業者が提案を示していました。その際にもこのエリアのポテンシャルの高さを感じましたが、その後大阪メトロの新駅構想の公表、コロナ禍からの社会活動の正常化、さらに東西軸の西である夢洲でのIR計画認定など、この一年で取り巻く環境は好転しました。

前回の提案内容(2021年実施)

前回のマーケットサウンディングでは提案内容そのものについては目新しかったり、目から鱗のような斬新なものはなく無難なもののようですが、これはこのエリアの核となる大阪公立大学のキャンパスありきの開発なので、やむを得ないかなとは思っていました。

ただここに来て前述のように情勢は追い風となっているように思われますので、今後どのタイミングで事業者選定していくのか、明確には不明ですが、新駅なども含めるとうめきた以降では最大の再開発となるのかもしれません。中でも注目したいのは、やはり大阪城公園の観光インパクトを活用したにぎわい創出に加え、国際色ある業務・商業・宿泊・居住などの多様な交流・連携機能等の導入を目指すB地区ではないでしょうか。容積率緩和を前提とした提案も可能というで、2023年8月末が予定されている今回のマーケットサウンディングの実施結果概要の公表が大変楽しみです。

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