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大阪公立大学森之宮キャンパスに隣接する大阪城東部地区1.5期開発!マーケットサウンディング実施!23年8月結果概要公表

南東からの眺め(6月撮影)

大阪城東部地区の森之宮北地区において2025年秋の開所に向け大阪公立大学森之宮キャンパス(1期)の整備を進めており、続く2028年春をめざすOsaka Metroの新駅(以下「新駅」という。)とともに森之宮キャンパス用地の一部(A地区(1.5期))、Osaka Metro用地(B地区)、大阪市用地(C地区)、第二寝屋川沿いなどの歩行者空間の一体的な開発(以下「1.5期開発」という。)を進め、学術、観光等の機能集積及び大阪城・周辺エリアの回遊性向上を図ることとしております。

大阪府・大阪市・公立大学法人大阪・大阪市高速電気軌道は1.5期開発での事業者公募を行う場合の条件整備などを目指し、民間事業者の自由な発想に基づく幅広い提案等を募集して、今後の1.5期開発の実現に向けた検討に活用することを目的としたマーケットサウンディングを実施し、このほどその結果が公表されました!




対象エリア

位置図

計画地は梅田(大阪駅)からですとJR環状線で10分ほどの森ノ宮駅及び大阪城公園駅が最寄駅となります。大阪城公園駅からですと直線距離で300mほど東に位置していますが、現在は少々迂回を余儀なくされ、10分ほど掛かってしまいます。

俯瞰した様子

今回のマーケットサウンディングはA地区の一部とB地区、C地区、そして第二寝屋川沿いの歩行者空間が対象となります。実は2021年度にもマーケットサウンディングは実習されていますが、前回はA地区の一部(1.5期)の開発を主眼においたものであり、B地区やC地区についての提案は必須ではありませんでした(A地区単独もしくはA地区と他地区を組み合わせたもの)。各地区を組み合わせた開発の可能性を調査するため、組み合わせ提案も可能と言うことでしたが、今回のマーケットサウンディング はこれらの対象地すべにおいて提案が課せられていました。

マーケットサウンディング の結果

配置図

不動産会社や建設会社など6団体13社から提案書が提出されましたが、その提案内容を上記の配置図の各地区に示してみました。

やはり2028年に新駅ができるということが内容に大きな影響を与えているのでしょう。新駅の計画が発表された時は、そんな駅今さら必要か?という思いも幾分あったのですが、2028年春に新駅が開業するからこそ、がなければアリーナ・ホール、ホテルといった大学とあまり縁のない施設の提案は求められてもできなかったのではないでしょうか。

開発スケジュールについて、2028年のまちびらきに向け、早期の事業者公募を求める意見や、エリアマネージメア組織に関する提案などもありました。できればそのあたりも公表してもらいたかったですね。

A地区(敷地面積約4,200㎡)

位置図

A地区は大阪公立大学の新棟と歩行者デッキで繋がれ、ほぼ大学の一部と言っても良いと思います。

西からの眺め(6月撮影)

こちらには大学施設、学生寮、貸オフィス、貸会議室、商業施設などの提案がありました。やはり大学の敷地内なので、無難な内容かと思われます。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求めた内容

大阪公立大学の1.5期キャンパスと位置付けされており、産学連携、民間活力導入による情報学研究科を配置を想定しています。周辺地区と連携し、都市シンクタンク機能や技術インキュベーション機能のさらなる充実を図ります。

B地区(敷地面積約20,000㎡)

位置図

今回の3敷地の中では一番広い約20,000㎡を有するB地区はA地区の正面、大阪公立大学予定地とは道路を隔てて向かい合う形となります。

東からの眺め(6月撮影)

また2028年春開業予定の大阪メトロの新駅に近接し、大阪公立大学の中間に位置することから、こちらにはアリーナ・ホール、ホテル、商業施設、大学施設、住宅と幅広い機能の施設提案がありました。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求めた内容

新駅を中心としたアクセス向上、周辺地域のポテンシャル向上を活かした大阪城公園の観光インパクトを活用したにぎわい創出に加え、国際色ある業務・商業・宿泊・居住などの多様な交流・連携機能等と大阪公立大学との連携によるイノベーション誘発を目指します。これらに伴い土地の高度利用を図りることから、必要に応じて容積率緩和を前提とした提案も可能となっています。

C地区(敷地面積約12,200㎡)

位置図

今回の3敷地の中では一番北に位置しています。後ほど紹介する第二寝屋川の歩行者空間が整備されるとJR「大阪城公園駅」からは徒歩数分という立地となり、またB敷地同様に大阪メトロの新駅とも隣接することになります。

南東からの眺め(6月撮影)

新駅に一番隣接しているという立地から、商業施設、次世代交通等の拠点となる駅前広場などの提案がありました。

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求めた内容

東西軸の交通拠点、大阪城とうぶちくの拠点形成に相応しいシンボルとなる次世代型駅前空間として整備します。バスやタクシー等といった従来型の駅前機能に加え、次世代型交通結節点として多様なモビリティの導入を図ります。

水辺の歩行者空間整備予定地

東からの眺め(6月撮影)

C地区の北、第二寝屋川に沿って歩行者空間が整備されます。整備後はJR「大阪城公園駅」から大阪公立大学へのアクセスが大幅に改善されることとなります。川沿いの歩行者空間という限られた空間にコンテナハウスやキッチンカーの提案がありました。

北東からの眺め(6月撮影)

◼️マーケットサウンディングにおいて提案を求めた内容

大阪メトの新駅とは1階レベルで繋がることとなり、河川空間を活用した、にぎわいのある歩行者空間の整備が求められます。

B地区への期待

舞洲タワービルイメージ

今回のマーケットサウンディングを経て、今後は事業者の公募に向けた動きが加速することになります。やはり大阪メトロの(仮称)大阪公立大学前駅の開業する2028年春に合わせて、まちびらきするのがベストでしょうが、今から条件整理して、事業者募集するとしても、最終的な契約や土地の引き渡しなどを終えるのは早くても約1年後くらいでしょうか?少々厳しいのでは・・・。

個人的には実施主体のひとつである大阪メトロにしっかり音頭を取っていただき、上記の幻となった舞洲タワービルをB地区にて復活させてもらえないものかと思っています。容積率の緩和を前提にした提案があったのか不明ですが、伊丹空港による高さ制限も梅田や中之島に比べると若干緩いエリア(高さ制限約240m前後)ではありますので、大阪都心部最高峰(難波以北)を目指して欲しいと願っています。

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2件のフィードバック

  1. さんたん より:

    Re-urbanizationのロングさんが、第二OBPみたいになったらとブログで述べられていましたが、そうなってくれるとビルオタ的には狂喜乱舞ですね。提案内容にアリーナ・ホールとありますが、大阪城ホールも老朽化してるだろうし、そこんとことかどうなのかな?と思いました。

    • osakanearfuture より:

      コメントありがとうございます。
      第二OBPともなれば喜ばしいですね。アリーナは今後神戸や万博にできるとはいえ、まだ重要はあると思うので、是非お願いしたいですね。エヴェッサのホームアリーナになってもらいたい。

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