建物の解体終了間近!京橋の再開発!イオン京橋店建替え 21年8月の様子
大阪市都島区片町にあったイオン京橋店は2019年9月に閉店し、その後立体駐車場棟も含めて建物が解体されています。
敷地面積は約1.5haにも達します。大阪市内の主要駅の隣地にこれほどの面積を有する開発余地のある土地があることに、現地を目の当たりにすると今更ながら驚きと期待感が高まってまいります。
イオン京橋店はJR東西線の京橋駅改札口からデッキで繋がれていたため、ほぼ駅ビル感覚の存在でした。北側に位置する京阪京橋駅からも直線的には近いものの、昭和感のそのままの建物は老朽化し、入居する店舗は近所のスーパー的な要素が強く、あまり魅力がある商業施設ではありませんでした。
現在は店舗棟も駐車場棟も解体され、広大な敷地が広がっています。
建物の解体工期は8月末までとなっています。その後2025年あたりをメドにオフィス併設の複合型商業施設に建替られると噂されています。
ただ事業者側から本件について具体的な建替え内容や規模、開業時期等について公式にアナウンスされたわけでなく、あくまで噂の域を超えていません。
ただ切れ目のない工程を組むのであれば、解体を終える今月8月末前後に何かしらの方向性が公式に発表されてもいいのではないかと願望込み込みで思っています。
計画地後方に見えるのはOBPの高層ビルです。京橋駅はJR東西線に環状線。さらに京阪に大阪メトロ鶴見緑地線と一日の乗降客が45万人を超える大阪市内でも有数の巨大ターミナルです。
京橋駅は駅周辺の繁華街と呼べるエリアもさることながら、オフィス街であるOBPの最寄駅という側面もあります。
本計画が遅延すると、今まででも十分に人の回流が行われていなかったエリアが、完全に分断され人の流れが滞ってしまいます。
噂通りオフィス併設の複合型商業施設となるか不明ですが、京橋の中心に位置する本件に望まれるものは、近隣に大学の開校も控えることとあり、今までなかった若い層にも指示されるテナントの誘致と、滞在そのものが目的となるようなコンテンツを持つ空間を兼ね備えた商業施設です。そして脆弱であった北側の京阪京橋駅との快適な動線を確保し、人の回遊性を生み出すことではないでしょうか。
その上で先のオフィス併設となれば、より多様な人々が集い、この後に控えている京阪の京橋駅ビルの建替え構想等の再開発案件を触発、また牽引することにより、名実とも梅田、難波に続く大阪の第3のターミナルになれる可能性が膨らむのではないでしょうか。
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