難波エリアのど真ん中に大型再開発!難波千日前地区地区計画 23年10月の様子
2023年10月25日、大阪市は「難波千日前地区地区計画」についての計画書(原案)を公表しました。複数の鉄道駅に接続されるなんば駅前広場及びなんさん通りの東側に隣接する立地特性にふさわしい、質の高い都市機能の集積や快適でにぎわいと界限性にあふれる都市空間の創出を図るとともに、地区周辺の魅力や回遊性の向上に寄与するまちづくりを行うため、本案のとおり、地区計画を決定するとのことです。
計画地
計画地は南海「難波駅」の東。なんさん通沿いの「難波センタービル」などが建っているあたりとなります。まあもろ難波!難波ど真ん中!これぞ難波といった立地です。
地区計画の区域
計画地はなんさん通りを含んだ敷地面積約7,000㎡のA地区と約1,600㎡のB地区からなりますが、整備計画の区域としてはA地区のみとなります。
現地の様子(2023年10月)
地区の現状としては上記の通りです。区域の整備については業務、商業、文化・エンターテイメント、宿泊等の機能の導入により、土地の高度利用と複合的な都市機能の集積を図ることになります。
なんさん通りからの様子です。A地区の北側はもうすでに建物解体を終え、仮囲いがされた状態となっています。
その南にはタワーレコードやロフト、無印良品などが入居していた難波センタービルがありますが、すでにテナントは退去しています。そして敷地内では早くもボーリング調査が始まっていました。近づく再開発の息吹を早くも感じることができました。
そしてA地区の一番南には小さなビルが3棟ほど軒を連ねています。まだ営業はされているようでしたが、今後については不明です。
裏手に回るとドン・キホーテや「ワッハ上方(上方演芸資料館)」「よしもと漫才劇場」が入居するYES・NAMBAビルがあります。なんさん通りからこの付近まで歩行者動線が確保される予定になっています。訪れたのは平日の午前中でしたが、修学旅行生と思われる学生さんを中心に大変賑わっていました。
最後はもう一度なんさん通りからの眺めです。計画地はこの秋に開放される駅前歩行者空間(なんば広場)となんさん通りというウォーカブルな空間と直結しているので、それらの賑わいと調和を図りながら一体的な都市空間を形成していくことになります。
個人的に一番興味のある再開発ビルの規模ですが、容積率は1600パーセントと緩和されますので、難波エリアではひさしぶりの大規模ビルになると思われます。敷地の形状が不整形なので、行儀の良い長方形のビルではなく、多少歪な形状の基壇部を形成し、その上に一部飛び抜けてホテルが入居する高層棟を形成するのではと予想します。希望込み込み、願望だけで現実的ではないと思われますでしょうが、難波最高峰となる高さ160mを夢見ています。さすがに欲張りすぎかな。
もうちょっと土地を成形して、AとBに分けずに高さ200mを目指してもらいたかった所ですが、難波センタービル単独で建替とかにならなかっただけ喜ぶことにします。
コメントありがとうございます。
細切れにならなかっただけマシということにして、自分を納得したさせています。