難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業者及び難波宮跡(南部ブロック)管理運営事業者募集! 22年2月の様子

大阪府と大阪市は2050年の難波宮跡遷都1400年に向け、国指定の史跡「難波宮跡附法円坂遺跡」の保存活用を図り、未来へと継承するために、歴史魅力あふれる難波宮跡のイメージを体感できるよう、公園整備や難波宮跡全体を活用したにぎわい創出を担う整備・運営事業者を募集します。
事業内容

今回募集するのは難波宮跡(南部ブロック)の管理運営事業者と、難波宮跡公園(北部ブロック)については都市公園法に定める公募設置管理制度(Park-PFI)を活用して、より自由度の高い公園整備を実施します。
両ブロックの運営の手法は異なりますが、一体となった様々な取組により知名度向上を図り、難波宮跡への集客力を高め、将来にわたって多くの人が集い交流する空間形成を目指します。
計画地

計画地は大阪城公園の南、大阪メトロ中央線谷町四丁目駅から徒歩数分に位置しています。

北部ブロックは大阪城公園に隣接していますが、南部ブロックについてはやや歩くこととなります。また南部ブロックは複数の敷地にて構成されています。

南北両ブロックをぶった斬るように、中央大通りと阪神高速13号東大阪線が走っています。
南部ブロックの様子(2022年2月)




今回南ブロックは管理運営事業者という枠組みの募集となりますので、敷地内に大きな変化はないと思われます。
北部ブロックの様子(2022年2月)


一方の北部ブロックは公募設置管理制度(Park-PFI)を活用するので、飲食店や売店等の収益を上げることができる施設が設置可能となります。またその収益施設だけでなく、空間そのものを一体的にデザイン、整備するので質の高い空間を自ら創出でき、それがまた収益の向上にもつながります。


南部ブロックとは異なり、北部ブロックは基本的に立ち入りが禁止されています。敷地の西側は数年までコインパーキングとして供用されていたので、その名残のアスファルトと白線が残っていますが、東側は砂利であったり、長らくそのまま放置され雑草が生い茂っている状態です。
完成イメージ(北部ブロック)


上記のパースは以前実施したマーケットサウンディングの際に参考資料として提示された難波宮跡公園北部ブロックのイメージです。今回の募集とは関係ないものですが、方向性としては概ねほぼ似たような完成形となるのではないでしょうか。


また北部ブロックの東では、もとNTT西日本本社跡の再開発が始動しており、その中の史跡指定地では芝生を敷設した空間が予定されています。史跡指定地と隣接することとなる北部ブロック内の東には、連続性、統一性のある空間になると思われます。
南北両ブロックとも2022年7月下旬に事業者を決定することとなります。そして2023年春に南部ブロックの事業を開始し、北部ブロックについては2025年の大阪・関西万博開催前の同年春に供用を開始する予定となります。また隣接するもとNTT西日本本社跡再開発もほぼ同時期に工事完了を予定しています。
万博開催に大阪の注目度が増し、観光客が増えるであろうと予想され、本計画のみならず周囲の大阪城公園やもとNTT西日本本社跡の再開発などとの連携空間として互いの魅力を高めあい、各施設への誘導、回遊性を高める仕掛けづくりと、賑わい空間を創出し、利便性と満足度を提供できる施設の誕生が期待されます。
「行知名度向上させ」はどいう意味でしょうか?
コメントありがとうございます。
修正しました。
失礼しました。
中央大通でおもっくそ分断されてますが、大阪城公園と一体となって賑わうといいですね
コメントありがとうございます。
この分断はさすがにいかんともしがたいですが、NTT西日本本社跡との一体感で生まれる空間は楽しみです。