大阪城を一望のもとに!25年春に開業するラグジュアリーホテル!パティーナ大阪 24年2月の様子
NTT西日本は2022年1月4日に本社のあった大阪市中央区馬場町から、大阪市都島区東野田町へ移転しました。もと本社ビルと隣接するNTT西日本馬場町ビルは解体・減築され、跡地には歴史や文化などの街区の特性・魅力を活かした街づくりの実現として「カペラホテルグループ」によりラグジュアリーホテル(パティーナ大阪)などを建設します。
計画概要(ホテル棟)
★敷地面積/4,895.01㎡
★延べ面積/38,459.28㎡
★階数・高さ/地上20階 塔屋2階・101.569m
★総客室数/220室
★工事着手予定/2023年1月
★工事完了予定/2025年1月
★開業予定/2025年春
計画地
計画地は大阪城の南、大阪メトロ谷町線及び中央線の谷町四丁目駅と大阪メトロ長堀鶴見緑地線及び中央線、JR環状線の森ノ宮駅の中間に位置しています。南には高架されていない阪神高速が走っています。
計画地は西から史跡指定地、A敷地、B敷地の3区画で構成されます。北を本町通り、南を中央大通りに挟まれた東西に細長い敷地となっています。
完成イメージ図(出典:NTT都市開発)
ガラスカーテンウォールの大変洗練された外観です。
最上階にはテラス付きのスカイロビーが設けられます。高さ約100m近く、北向きとなるようですので大阪城を目の当たりにでき、その先にはOBPや梅田方面のビル群が一望できるので夜景はさぞ素晴らしいものとなるでしょう。
また足元には外部テラスを備えるMICEにも対応したバンケットホールなども整備されます。
計画地と周辺を俯瞰したイメージです。北の大阪城公園と南の難波宮跡公園という大阪市内を代表する歴史公園に挟まれた立地となっています。
上記の完成イメージ図は芝生が敷設された史跡指定地から見たA敷地に建つホテル棟です。
こちらはホテル棟の東に建つ減築されたNTT西日本馬場町ビル(B敷地)の様子です。減築後は通信ビルとして活用しながら、屋上に大阪城を正面に臨むオープンスペースが整備されます。
現地の様子(2024年2月)
約2ヶ月ぶりの現地となります。躯体に占める青いガラスの面積が増し、かなり完成イメージに近づいてきました。
順調に進めホテル棟とは対照的に、減築される予定のNTT西日本馬場町ビル(B敷地)には動きがありません。ビル内からはまだ一部フロアからは灯りも漏れていました。
本件から約400mほど西には同じくガラスカーテンウォールのNHK大阪放送局社屋が位置しています。少々離れすぎかなとは思いますが、それでもこの光を集める2棟がセッションして、景観を彩ってくれそうです。
青を基調としたその姿は大江橋で建設が進む大阪堂島浜タワーに酷似しています。
客室フロアとなる中上層階とは異なり、1階から4階あたりまでの下層階は形状が複雑となっています。これらが完成すると一気に全体が締まってきそうです。
本計画の西には現在広大な手付かずの敷地が広がっています。本計画の建築主であるNTT都市開発が、難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業者に選定されています。厳密には異なる事業ではありますが、同事業主、開業予定も2025年春と同時期を予定していますので、一体化されたものとしてともに周辺地区の回遊性の向上や、賑わいの創出に寄与していくことになります。
前回との比較
大阪城公園からの眺めです。観光客の溢れる天守閣付近からも目を引く存在となっています。
難波宮跡からの様子です。おそらく高さとしてはほぼ育ちきったと思われます。個人的にはもう少し高さがあっても良かったかな?
順調に上に伸びていってますが、隣は一向に減りませんね。
コメントありがとうございます。
今でこの状態ということは、ホテル棟が竣工してから減築なのかもしれませんね。